こんにちは、『プログラミングの王様』編集部のヒロキ(@pgm_osama)です。
自由な人生を求めて、インターネットビジネスを始める人にちょっと落ち込むリアルな問題点をお話できればと思います。
自由過ぎると何をしたらよいのか分からない
インターネットビジネスで毎月50万円ほどのお金を稼ぐことができるようになると、給料に頼らずに生きていくことができるようになるので会社を辞めることができます。
そうなると寝る時間も、起きる時間も自由になって同世代のサラリーマンよりも自由に使えるお金もあるので、好きなことだけをして生きていくことができます。
ほとんどの人も、そんな人生を手に入れたいと思っているはずです。
私自身も、30歳の時にインターネットビジネスに本格的に取り組んだ結果、毎日働かなくても自動で収入が入り始めました。
「毎日自由で、素晴らしい」と優雅に生きようと、趣味のギターを1日中練習したり、近くの海へ釣りをしに行ったり、昼から近所の近くを散歩したり、漫画喫茶に行って本を全巻読破したり、とにかく自由な時間を謳歌してみましたが、何というか・・・幸せとは程遠い感じがしていました。
単純に自由過ぎて、何をすれば良いか分からないという状態です。
よくマンションの公園の椅子に、老人が何もすることなく座っている姿を見て「俺もあんな風に、ゆったり生きたいなぁ」と思っていましたが、これはこれでかなり苦痛でした。
真剣に人生を変える決断をして、それまでの友人関係もほとんど切っていたので気軽に遊ぶ相手もいません。
みんなサラリーマンとして仕事をしているので、そもそも平日の昼間から、遊んでくれる相手なんていません。
毎日、予定らしい予定も入らないので、無理やり旅行に行ったり、観光地に遊びに行ったり、時々「何か買おうかな」と意気込んでショッピングモールとかにも行くのですが、何でも買えるのに、欲しいものがなくて結局は何も買わずに帰ります。
自由な時間を手に入れると、はじめて生き方を真剣に考え始めた
インターネットビジネスで稼いで自由な時間を手に入れるということは毎日が休日ということです。
多くの人が憧れる人生だと思いますが「手放しに素晴らしい人生か?」と言われると言葉に詰まりました。
生活をするためのお金以上の、毎月使いきれないほどの収入が入るので仕事をする必要はありません。
小学生の夏休みみたいに、宿題があると暇つぶしになるのですが・・・。
結局のところ、ちゃんとお金も稼いで生活しているので「誰からも指示されることなく、何かをしなければいけない」ということもありません。
何日経っても、いつまでも日曜日です。
成功者のほとんどが結婚している理由
そうなると、やはり一番のオススメは、結婚ですよね。とにかく毎日の喋り相手がいるというのは大きいです。
インターネットビジネスはたったの1人でビジネスが完結できてしまうので、人間関係が極端に少なくなります。だからこそ、常に喋る相手がいることは大きな救いでした。
何をするにしても、どこかに行くにしても、やっぱり相方がいるのと、いないのとでは、時間の濃度が変わってきますよね。
また世の中のお金持ち、資産家の80%が既婚者という事実は、やはりこういう所もあるのかなと勝手に推測しています(笑)。
子供がいれば、もっと素晴らしいですよね。子育てで暇も潰せるし、たくさん一緒に遊んであげることもできます。
育児も参加できるので、嫁さんのストレスも軽減できます。素晴らしいイクメンだ!と言ってもらうこともできますね。
遊んでいるだけで人生過ごして良いのか?不安になった。
暇な時間が続くと、同じ年代の人たちが毎日毎日必死に仕事をして働いているので「こんなに毎日遊びながら暮らして良いのかな?」と超不安になります。
別に何をしても良いし、何を買っても良いし、どこで暮らしても良いし、と無限に選択肢を目の前に広げられると、途端に・・・
「俺の人生は何が正解なんだろうか?」
「俺は何がしたいんだろうか?」とはじめて、人生そのものと向き合えるようになりました。
この段階で、多くの成功者たちが自分のアイデンティティを見つめ直し、これからどう生きるのかを真剣に考えるのだと思います。
自由になる前から、自由な人生を想像してほしい
趣味が多くあったり、好奇心が旺盛で、とにかく365日世界中を旅したいと、中田英寿ばりのアクティブさで活動しまくれるなら、自由な人生こそ素晴らしい人生だと思います。
しかし、多くの人にとっては「自由になりたい!」と願っていても、いざ自由になったら何をするのか?何がしたいのか?
それが不明確だったりします。
そのままの状態で、なんとなくインターネットビジネスをはじめてしまうと、結局は何もない人生を、何となく生きて、何となく豪華なご飯を食べて、家に帰って寝るだけの、お金を多めに使った暇つぶし人生が待っています。
今は特別だと妄想する自由な人生も、3ヶ月を過ぎると当たり前の日常になります。
人間はすぐに環境に慣れてしまう生き物なので、やはり非日常の刺激を欲してしまいます。
結局、私は自由過ぎる時間が苦痛となり、企業のコンサルティングの仕事を再開して、社会と深く関わりを持つようになって、適度な刺激が入るようになりました。
さらに、海外投資を始めたり、移住も視野に入れているので、英語などの互角の勉強をするようにもなりました。
ということで、自由自由と呪文のように、ひたすら自由を求めて突き進むのは良いことですが、自由になった後に、どう生きるのか?
何をするのか?
それも今からでも想像して、明確に持っておくことをおすすめします。
お金とは、あくまで目的があっての道具に過ぎません!
その目的の根源とは、”欲”であり、それを持たずして人生は豊かにはなれないのです。