しかし、クラウドソーシングでどのように外注先に発注すれば良いのかわかりません。特に想定していた納品物とかけ離れたものが納品された、といった事例も多くあるそうで、コミュニケーションコストもかかりそう。
また実際に会ったことのない人に対して仕事を任せて良いのか信頼面でも難しそう。どうすれば効率的にクラウドソーシングでの外注を成功させることができるのか、体験者の話を聞きたいです。
このお悩みにお応えします。
- クラウドソーシングの外注で失敗する発注者の共通点
- 失敗しないクラウドソーシングの外注先の選び方
- Web開発やデザインを発注したい人はクラウドワークス
- 記事のライティングを発注したい人はランサーズ
- 高スキルを持つプロに発注したい人はココナラ
- 翻訳の発注をしたい人はgengo
こんにちはヒロキ(@hiroking10ten )です。
先日、打ち合わせした企業の担当者から「大量の記事投稿が必要なのでクラウドソーシングを使おうと思っているのですが、外注先をどうやって決めれば良いのか分からないんです。」といった悩みを受けました。
私自身はクラウドソーシングの黎明期から活用しており、今までに30名ほどのフリーランスの方とクラウドソーシングを通じて一緒に仕事をしてきました。
そこで本記事ではクラウドソーシングを使った外注先への仕事発注におけるノウハウをまとめつつ、企業や個人がクラウドソーシングを活用する際の注意ポイントも解説していこうと思います。
- クラウドソーシングって、どこが良いの?
- クラウドソーシングで失敗したくない
- クラウドソーシングで発注する際のポイントが知りたい
そんな悩みを持っている方を想定して、様々なクラウドソーシングを比較しながら、案件ごとにオススメの使い方も紹介していきます。
3分ほどでランサーズなどのクラウドソーシングの発注ポイントが理解できますので、最後までご覧ください。
クラウドソーシングの外注で失敗する発注者の共通点
クラウドソーシングのメリットは以下の通りです。
- 安い単価で仕事を発注できる
- 案件ごとのスポット単位で発注できる
- 場所を問わずに仕事を発注できる
こうしたメリットばかりがクラウドソーシングでは取り上げられますが、当然ですがデメリットもあります。
- 安い単価で仕事を発注できる → 納期を守らないなど仕事への意識が低くなる
- 案件ごとのスポット単位で発注できる → 発注者への理解度は当然ながら低くなる
- 場所を問わずに仕事を発注できる → 連絡もなしに音信不通になるリスクがある
そして、こういったデメリットを伝えると、大半の発注者は「それならクラウドソーシングを使ってコストを抑えれても、リスクは大きくなりそうだな」と挫折してしまいます。
発注者が抱えるリスクは結構大きい
実際にクラウドソーシングを使ってみると、フリーランスを低コストで利用することのデメリットに苦しむ発注者は少なくありません。
もうスケジュールもないし完全に終わった・・・。
こういった話は、クラウドソーシングを使った時のあるあるですが、実はこれらの問題の大半は発注する側にあったりします。
理由としては明確で
- 完全リモートでメッセージベースでコミュニケーションをするので相互理解がズレる
- 基本的にワーカー側は、発注者のプロジェクトを理解していない
という感じです。
そもそも発注者の内情や、どういったビジネスモデルで営業活動をしているかなどワーカーは知りません。
- ワーカーがちゃんと案件の内容を見ていない
- 納期を平気で守らない
- 途中でいきなり音信不通になる
- 連絡なしに勝手に仕様を変えて納品してくる
- 報酬を勝手に変更してくる
ぶっちゃけ、これらのリスクに対して不満がある場合は、クラウドソーシングを使わずに、会社でスタッフを雇うべきです。
社内でスタッフを雇わず、人件費を抑えられる変わりに、上記のリスクは必ず付いてきます。
何度も言いますが、クラウドソーシングのメリットは、安さと速さです。その代わりにリモートでのマネジメントが難しくはなります。
※そもそも案件詳細を全て理解してもらうことは不可能と割り切って、いかにコミュニケーションの部分で要点を伝えられるか?がポイントになります。
ということで、クラウドソーシングにはメリットとデメリットがあることを正しく理解した上で、それぞれのサービスの特色を解説していきます。
発注時に使い分けて活用してください。
失敗しないクラウドソーシングの外注先の選び方
クラウドソーシングはサービスごとに特色があるので、用途別に外注先を使い分けていきましょう。
- Web開発系やデザインを発注したい人 → クラウドワークス
- 記事のライティングを発注したい人 → ランサーズ
- 高スキルを持つプロに発注したい人 → ココナラ
- 翻訳の発注をしたい人 → gengo
それでは、個別に解説していきます。
Web開発やデザインを発注したい人はクラウドワークスがオススメです
クラウドワークスは日本最大級ということで、登録するワーカーの数も多いのが特徴です。
特にWeb開発やデザインなどを得意とするワーカーが多いので、まずは登録しておいてクラウドワークスで案件募集を出しておけばOKです。
クラウドワークスでWeb開発やデザインの外注をするポイント
- 案件のコンセプトを伝える
- どういった人が利用する案件なのかを伝える
- 似たサービスなどあれば伝えておく
- 全体のタスクを細かく細分化しておき
発注する案件自体のコンセプトや、なぜこのサービスをリリースするのか?どういったユーザーが利用するのか?競合や参考とするサイトなどがあれば一緒に伝えておきましょう。
基本的にワーカーさんは納品することだけが仕事ですが、全体像を伝えておくことでワーカーさんと共通意識を持ちやすく、納品物のズレが起こりにくくなります。
また、過去の実体験としてコンセプトや想定ユーザーを伝えておくことで、ワーカーさんから「こうすればどうですか?」といった提案を頂けたこともありました。
Web開発もデザインも細かく進捗を確認しながら、その都度で成果物を提出してもらいましょう。こうするだけで納期遅れや納品物のズレも事前に防ぐことが可能となります。
記事のライティングを発注したい人はランサーズがオススメです
» 実績とスキルのあるプロフェッショナルと企業をマッチするLancers
ランサーズはクラウドワークスの次にワーカーさんが多いサービスです。
特にライティングを得意とするワーカーさんも多く、ライティング案件であればランサーズを使えば間違いありません。
ランサーズでライティングの外注をするポイント
ライティングに関しては以下のポイントを抑えた上で発注しましょう。
- 狙うキーワードを伝える
- 想定する読者の悩みを伝える
- 記事を読んだ後に具体的な行動につなげる施策を入れ込む
- 文章の構成(SEO的な視点と読みやすさも考慮)
これらをしっかりと伝えた上でライティングの発注をすれば、想定外の低クオリティの死に記事が納品されることはありません。
そして、納品された記事に対しては
- 1文の長さなど文体水準のチェック
- 文章が読みにくくないかの感覚値のチェック
- 事実と異なるなどファクトチェック
- ですます調である調などのチェック
- 使用禁止文字のチェック
ができれば、スムーズにライティングの外注が完了します。
また、何度か続けて高品質な納品ができるワーカーさんがいれば、特別単価を出しながら継続契約もありです。
ライティングに関してはSEOの話や、メディアの持つ世界観の共有に時間コストがかかるので、良いワーカーさんを早めに確保できれば外注はかなり楽になります。
単価としてもブログ記事であれば1文字0.5円〜1円ほどを目安としましょう。
高スキルを持つプロに発注したい人はココナラがオススメです
ココナラに関しては、求める人材をダイレクトに探すことができます。
※人材の質は高くなりますがコストも高くなります。
クラウドワークスやランサーズではクラウドソーシングを使うリスクが不安という方は、ココナラを利用すればOKです。
それぞれのジャンルでのプロフェッショナルが自分の特技を販売しているので、納品物のクオリティーに関してはどのクラウドソーシングよりも高いかなと思います。
翻訳の発注をしたい人はgengoがオススメです
過去に1度だけカンボジアのシステム開発会社への仕様書を作る際に活用しましたが、納期が早く、クオリティーに満足できたので紹介しておきます。
翻訳したい文章をアップロードするだけで、短期間で納品してくれます。
価格を安く抑えたい場合はランサーズの方が良さげですが、コミュニケーションコストなどを考えるとgengoの方が良いケースもあるので使い分けましょう。
ということで、クラウドソーシングで外注先に仕事を発注する際の選び方をまとめてみました。
クラウドソーシングに関しては、今後も個人が隙間時間に収入を増やすプラットフォームとして伸びていく市場だと思います。
だからこそ発注側も、上手に活用していくことでコストを抑えながら、スポット毎に良い人材を確保できるメリットがあります。
こうした新しいクラウドサービスは上手に使えれば恩恵を受けれる一方で、無知な人は失敗リスクも大きいので、本記事でそうした失敗事例を少しでも減らすことができれば幸いです。
それでは、外注先を上手に選んでビジネスを成功させてくださいね。
外注先として私も案件を受注できますので、お気軽にお問い合わせからご連絡ください。
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