こんにちは、『プログラミングの王様』編集部のヒロキ(@pgm_osama)です。
脳科学マーケティングを勉強すればするほどに、再現性を確かめたくて知人や家族で実験することがあります。
今日は「人の脳の働きを上手に利用して、自分の要求をスムーズに受け入れてもらうスキル」を解説します。
- 複数のお願いごとを聞いてもらうスキルです
- あえてお願いごとを断りにくくします
- 効果絶大なので悪用厳禁です
そもそも常識的な人であれば、他人に複数の頼みごとをすることに億劫になるはずです。
1つでも頼みごとは面倒臭いのに、2つも3つも頼みごとなんて、当然断られる確率は高くなりますよね。ましてや自分があまり知らない人や顧客だったらなおさらです。
複数の頼みごとを高確率でお願いする方法
脳科学において「事前に1つ頼みごとをしておくと、なぜか2つ目の成功率が飛躍的に上がる」という直感に反する理論があります。
例えば、街角で通行人に面倒な道順を尋ねてみると多くの通行人が協力的でなかったのに対して「事前に時間を教えてもらう!という小さなお願いをすると、すぐに時間を教えてもらえますが、興味深いことに時間を教えてくれた通行人の大半がそのまま面倒な道順にも答えてくれた」という面白い実験があります。
最初の頼みを聞いたのだから、多少大きくても次の頼みも聞くのが筋だという人間の潜在意識に働きかけるのです。
事前に小さい頼みごとで、わざと断りにくくする
これらの研究から「頼みごとをする相手に、まず小さなお願いをすることで、相手を不快にさせないどころか次の頼みごとに応じてくれる確率を大幅に上げる」ということが実証されました。
購入の見込み客に「商品をセールスする前に小さなアンケートに答えてもらうなど、小さな事前リクエストによって、その後の成功率が飛躍的に上昇する」ということです。
こうした「小さなお願いを先にする」という視点で効果を発揮するビジネスは山ほどありそうですね。
あなたのビジネスに取り入れられる「小さなお願い」のアイデアもぜひ私にも教えてくださいね。
Twitter → @hiroking10ten