こんにちは、『プログラミングの王様』編集部のヒロキ(@pgm_osama)です。
先日、かつての私の生徒だった大学生の子(現在は大学卒業して投資家です)と久々に大阪のグランヴィアホテルで話ができました。
若い人と会うことを最近は意図的に増やしています。特に20歳から23歳くらいの子たちです。平成生まれの子たちですら「平成が終わりますね」と言うのだから、昭和生まれは焦りますね。
若者に支持されなくなるビジネスは先細り確定
これからネットビジネスの世界でも、大きなパラダイムシフトが起きる感覚をひしひしと感じます。
そもそも若者が興味を持ってくれないジャンルって、これから将来どうやって生き残るのでしょうか?
演歌も確実に消えると思っています。だって若者に99%支持されていない音楽ジャンルですよ。彼らが70歳80歳になった頃に急に聴き始めるわけないですよ。
でも、現状では若者をターゲットにビジネス展開するときに、困った問題があります。
若者はお金持ってない
そもそも若者の大多数がお金を持っていません。
さらにお金を最小限で生きる術を幼少時代からマスターしているので、特に「お金持ちになりたい!」って思ってる人が全体的に少ないかなと感じました。
「お金はあれば欲しい!」と言いながらも、若い女性が結婚相手に求める平均年収は400万円ですからね。
だから、あまりネットビジネスにおいて若者をターゲットにする際は「高額な商品価格の設定にすると来てくれません」というか来れません。
メールアドレスを必要としていない
メルマガで情報発信する人にとっては結構死活問題です。今の若い世代はメルマガを読むという概念そのものがありません。
コミュニケーションは主にLINEとTwiiterでメールアドレスを使いません。
特にツイッターが主流ですよ。
短い文章のコミュニケーションに慣れちゃっているので「メルマガのような長い文章がそもそも苦手」という感じです。
何かのWebサービスやアプリの登録も、SNSでログインできるのでメールアドレスそのものが不要になってきています。
こうやってメールアドレスを設定して、無事に送受信できた時の喜びを知る世代は、もはや中年に突入です(汗)。
メルマガは迷惑でしかない
さらに「メルマガは広告でしかない」という強いイメージを持っています。
メルマガなんて迷惑メールに入っているものであり、その中身には最初から興味ありません。
最近のアプリや会員登録の解析をしてみると
- Youtubeを見て情報欄にあるURLから直接登録
- インスタを見て、そこから検索して登録
- ツイッターのURLから直接ダウンロード
という感じで「ロイヤリティーが高くて、すでにファン化していても長い文章のメルマガは読まない!」ということです。
若者にとってのメールは、まさにこの「無駄な情報しかない」イメージだそうです。
若い世代は濃いコミュニケーションよりも軽い関係を好む
今の若い世代の人たちにとっての情報ツールとは、Twitterであり、インスタであり、Youtubeであり、LINEです。
(メルマガ登録はこちら)
って目立たせていても、彼らにはそれ自体が見えていない状態です。
しかし若い世代にもメルマガはちゃんと有効活用できる
これって結構、非常事態というか何かしらの対策をしなければと思うのですが、いかがですか?
端的に「メルマガはダメなので、これからはLINE@やりましょう」というのは浅はかです。
LINE@はこれからも流行りそうな気配はありますが、LINEはあくまで友人などとの個人的なコミュニケーション空間です。目的が違う情報を送るつけても好まれない感触もあります。
私自身も、いくつかネットビジネス系のLINE@を登録していますけど、全て通知はオフにしていますし、好きなアーティストのLINE@でさえブロックしました。
しかしLINEにはLINEの良さがあり、メルマガにはやはりメルマガの良さがあるので、メルマガの良さを引き出して活用すれば良いという感覚があります。
メルマガで配信すべきは物語
LINE@はあくまで、簡易的な情報を送る装置としては有能です。
逆にLINEで長い文章を送るとほぼ読まれませんし、友達解除率が飛躍的に上がります。やはり長い文章を届けるにはメルマガが最適で、ここの牙城はいまだに崩れませんね!
重要なのは、メルマガでは物語(ストーリー性)を持たせることで、楽しみに待ってもらう状態を作れるかどうかです。
だからメルマガが存在価値がなくなることは当分はありませんが、それでも若い世代にとっては不要なものになってきているのは事実です。
メルマガを主体にビジネスしている人にとっては深刻な問題です。
しかし、若い世代をメルマガに集客する秘訣はあります。
それは「情報提供ではなく企画参加の申し込み窓口にする」ことです。
巻き込む戦略とは
例えば、キングコングの西野さんの原画展の企画!
企画自体を提供して、それを主催してもらい巻き込むことでバイラルを産んで集客からセールスまでの仕組みが完成しています。
こうした企画をどんどん考え出して実行する行動力がこれからのネットビジネスにも必要となってくると考えています。
巻き込む力です。
(メルマガの登録)ではなく(こんな企画やります)の募集登録です。
メルマガへの先入観がある若い世代でも(企画参加)なら登録してくれます。
そこで配信する物語も「メルマガを読んでいる」のではなく「企画に参加するためのメールがきている」という感覚になります。
そういった価値の転換ができれば普段メルマガを読まない層でも、自然に最後まで読んでくれます。
むしろ、この若い世代のリストがほぼ誰も取れていないので成功すれば独占ですよ!
この「企画に参加」というのは集客における唯一の正攻法だと思っています。
しかも若い世代はコミュニケーションにおいても「常に軽さが重要」になるので、そこまで重く考えずに軽く「企画あるから参加してねー」という感じでビジネス展開をする思考がこれからは必要になってくるなと実感しています。