この疑問を本記事で解決します。
- 継続して稼ぎ続けるフリーランスの特徴
- 継続して稼ぎたいなら企業相手の仕事をしよう
こんにちはヒロキです。
2005年にITビジネスで起業しました。今年で14年目です。
エンジニアの社員を数名抱えていますが、Web開発、映像(音楽)制作、マーケティング、SEOなど仕事が多岐に渡るので、外部の有能なフリーランスに仕事を外注することもあります。
中には初回の仕事発注における対応や納品物が良かったので継続的に仕事をお願いするフリーランスもいますが、大半のフリーランスは納期が遅れても連絡がなかったり、こちらが提案した内容通りでしか対応できなかったりします。
そこで本記事ではIT経営者の視点から「継続して稼げるフリーランス」の特徴について解説していこうと思います。
継続して稼ぎ続けるフリーランスの特徴
継続して稼ぎ続けれるフリーランスには2つのポイントがあります。
- 納期を遅れない
- 独自の提案ができる
それぞれを解説します。
大半のフリーランスは当たり前のように納期が遅れます
大半のフリーランスは平気で納期を遅らせてきます。しかも連絡もないです。
多分、こちらのマネジメントのやり方にも問題あるかもですが、そこも含めての仕事の発注だったりします。双方に甘えがあるのは事実でも、発注者の気持ちを深読みして対応できるフリーランスなら、納期はマストだと思いますよ。
例えば、大きな企業から案件を受注できるフリーランスだったとしても、フリーランス側の納期対応が遅れるだけで、企業側は全てのスケジュールがリスケになるので大損害です。
企業によっては損害賠償などを請求してくるケースもありますが、それくらいの重大事象という認識が必要です。
フリーランスに発注する人の思考(深読みしよう)
個人でも企業でも、なぜフリーランス相手に案件を発注するか分かりますか?
相手の立場を深読みできるフリーランスには、仕事が集まりますので解説します。
- 発注者の気持ち
→ 1から10をわざわざ説明しなくても、少ない情報から意図を正しく読み取ってくれて、期待値以上の成果物を作って欲しい
「は?ふざけんなよ!良いものを作るには、ちゃんと10以上の説明をしてもらわないと意図なんか分かるわけがない!」
そう思うかもしれませんが、この思考こそが稼げないフリーランスで終始する証拠です。
基本的に、仕事を依頼する相手は、フリーランスの技術力を買いたいのではなく、自分の労力を使わずに、楽して仕事を進めたいのです。これが本音です。
企業の担当者であれば、自分が分からないこと、得意でない仕事に対して自分が1から10まで対応するよりも、外部のフリーランス「これ、やっといて!」と丸投げするだけで、自分がやるよりも高品質で低価格の成果物が出てくるから喜んでフリーランスに仕事を発注するのです。
そもそもの経済原理とは、こういうことです。
稼ぎたいなら、相手に楽をさせてあげることが必須です。
企業であれば、担当者が「あのフリーランスを使えば、納期も守ってくれるし、安価で高品質のものを出してくれるから安心できるぞ!そして社内での評価も上がるぞ!」
そう思わせれば、定期的に仕事を受注できます!
フリーランスで稼ぐには、自分がやりたい仕事をするのではなく、相手の都合の良いパートナーになればOKです。
というか、自分のやりたいこと、追求したいことを仕事でやるのは惰性です。それは趣味でやってくださいね。
フリーランスという言葉に対して、クリエイターみたいな意識が少しでもあると、どうしてもこのパートナー思考になれないので、チャンスを逃してしまいます。
納期を守るだけでもフリーランスとして差別化できます
先述した通り、大半のフリーランスが納期を遅れます。
発注側のマネジメント不足もありますが、フリーランス側の意識の低さも理由にあると思います。
逆に言えば、納期を守れるフリーランスをそれだけで差別化になります。
納期に遅れないように、随時メール対応などコミュニケーションを取って、期待値以上の物を納品するだけでOKです。
発注側にとって重宝されるフリーランスになるためには、時には無理難題も対応できればなおGOODです。毎回だと疲弊するので時々で大丈夫です。
- 発注者:急なお願いになるんだけど、2日で●●をできたりしますか?
- フリーランス:分かりました。今、他の作業も詰まっているのですが調整して、優先的にできるか頑張ります。
翌日に → ●●を納品します! - 発注者:すごい!さすがですね!ありがとうございます!
という感じですね。
発注者は「できなくて、当たり前」で連絡して来るので、そのオーダーに対して「できません」だと、あなたの差別化はできなくなりますよね。
まさにチャンス到来なので、ここぞとばかりに「頑張ります」と対応していきましょう!
こうした信頼が積み重なれば、次回からは少々割高だとしても、しっかり期日までに納品してくれるあなたにオファーを出してくれるようになります。
独自の提案を出せるフリーランスは上位1%に入れます
ほとんどのフリーランスは、言われたことの範囲でしか仕事をしません。
- 発注者:●●をします!
- フリーランス:分かりました。
●●です!どうぞ! - 発注者:ありがとうございます!
という感じですが、これだと差別化は薄れてしまうので、最終的には価格競争に巻き込まれます。
なぜなら、作業できるだけの人員は山ほどいるからですね。特別にあなたにお願いしなくても大丈夫になります。
「あなたに仕事を発注したい!」と思われるフリーランスになるためには、特別な存在になる必要があります。
その特別な存在になるために、接待したり、一緒にお酒を飲む必要なんてありません。
というか、そうやって接待しないと特別な存在になれずに、仕事が貰えないのってレベルが低すぎませんか?ダサい!
大切な視点は「あなた独自の視点でプラスの提案を盛り込む」ことです。
- 発注者:●●をします!
- フリーランス:分かりました。ただ普通に●●を作ってもユーァビリティーがないので、■■を付け加えるのはいかがですか?
- 発注者:おーー!さすがですね!良いと思います!それでお願いします!
という感じです。
こうやってプラスアルファで発注に対して「さらに良くできる提案」を盛り込むことができれば、あなたに発注する意味が出てきます。
実際には発注したものに対して、独自の観点で提案を付け加えてくれるフリーランスは全体の1%くらいです。
そして、継続して稼げるフリーランスは例外なく、この提案をプラスしてくれます。
月収が100万を超えるまでは時給を無視して働きまくろう
フリーランスにとって重要なことは時間単価です。
プログラミングは儲かります【時給で10万円を稼ぐ人の思考を解説】でも解説していますが、同じ仕事でも5時間で対応できるフリーランスと1時間で対応できるフリーランスがいます。
技術、知識、経験の差がこの時間効率に影響してきますが、フリーランスとしての駆け出しの頃は時給計算は無視しましょう。
まだ技術レベルも低く、フリーランスとしての経験も浅い間から
「この仕事を自分がやると5時間かかるので、時給単価1万円だから5万円で請求しよう」と思っても、他のレベルが高いフリーランスが「1時間でできるので3万円だな」と提案をすれば、仕事を受注できなくなります。
最初から時給計算するのではなく、まずは徹底的に発注者に対して貢献して信頼を勝ち取ることが先です。
- 発注者の無理難題にも対応する
- 対応を続けると自分の経験や知識も増えていく
- 同時に発注者の信頼を勝ち取れる
- 継続して仕事をもらえる
- 徐々に単価を上げていく
この流れがベストですね。
最初は時給を完全無視でOKです。
私が起業当初は、この奉仕戦略を徹底しました!
とにかく自分のスキルをGiveしまくりました。しかも無報酬でやりました!
これは賛否両論あるかもですが、0円でとにかく発注者からWeb制作の依頼を受けて作りまくりました。
当然ですがお客さんは通常20万円くらいする仕事をボランティアでやったので、何らかの形でお返しをしてくれます。
他のクライアントを紹介してくれたり、中には毎月の管理費としてお金を支払ってくれたり、とにかく最初に奉仕をしまくることで返報性の法則を戦略的に活用していきました。
返報性の法則とは
返報性の原理(法則)とは、人から何かしらの施しを受けたとき、「お返しをしなくては申し訳ない」というような気持ちになるという心理作用のことです。この心理は、人間が本来持っている義理や人情のようなものかもしれません。人や関係性によって感じ方はそれぞれですが、ただ単に「うれしい」「ありがたい」と感じる場合もあれば、一方的に施しを受けたままではマナーに反していると考えたり、何かで返さなければとプレッシャーになったりする場合もあるでしょう。
売上が月100万を超えたら仕組み化すればOK
いつまでもお客さんに奉仕をしてはいけません!
お客さんは喜ぶかもしれませんが、あなたがビジネスで生計を立てて生活できなければ意味がありません。
そこで月100万の売上を超えたタイミングで、仕組み化をするのはありです。
私もこの仕組み化を使っています。
主に外注を使うということです。
クライアントから仕事を受注する → 仕事の一部を外部のエンジニアに依頼する
という感じですね。
例えば、Web制作の仕事を40万円で受注したら、システム化の部分を外部のエンジニア10万円で発注する感じですね。
こうすれば自分の時間が余るので、その時間を使ってクライアントにプラスアルファの提案をすることができます。
- Web制作の仕事を40万円で受注
- 10万円でエンジニアに外注
- クライアントにロゴ制作なども提案
- プラスで仕事を受注できて売上が伸びる
そんな流れが仕組み化を実現できると売上が伸びていきます。
とにかく、大切なことは「納期を守った上で、独自の提案をする」ということです。この2点をしっかり対応するだけで継続して稼げるフリーランスに確実になれるので、ぜひ行動につなげてみてもらえればと思います。
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継続して稼ぎたいなら企業相手の仕事をしよう
継続して稼ぎを伸ばしたいフリーランスなら、企業を相手に仕事ができるようになりましょう。
同じ仕事内容でも、個人よりも50倍の単価で仕事が受注できたりします。時間効率が良くなると同時に、企業相手に仕事ができればフリーランスとしての信頼も高まります。
ちなみに、私は起業3年目くらいに上場企業と運良く仕事をすることができました。その時の担当者に重宝されたので、継続して仕事を受注できています。
さらに上場企業と取引をしている実績がブランディングになって、新しい仕事の獲得にも繋がっています。
企業案件はそれくらい継続収入には重要です。
個人を相手に仕事がしたいなら、収入の最大化は難しい
中には企業を相手にするよりも、小さな個人や店舗を応援したい!というフリーランスもいると思います。
私自身も「企業案件は稼げるけど、面白くない」というのが少なからず本音にはあります。個人相手の仕事の方がダイレクトに喜ばれたりするので、やりがいは大きいです。
ただ、収入は小さくなります。
当然ですよね。
個人と企業では予算が違ってきます。
同じWebサイトを作っても、個人は10万円が精一杯に対して、企業であれば300万で請求しても通ります。
しかしながら、企業の仕事は「しんどい」です!マジで大変です!責任感という部分でも大きくなってしまいます。
軽く社畜化しますよ。
個人か企業か、好きな方を選ぶ方が良い
フリーランスとしての仕事のスタンスを考えると、どちらも正解だとは思います。
なので、好きな方を選べばOKですね。
ちなみに私はバランスを考えて8:2で企業を大きい割合にしています。
- 企業案件:しんどくて、面白くないけど安定収入が見込める
- 個人案件:面白くてやりがいあるけど稼げない
収入を伸ばす再現性は100%企業相手です。
しかしながら駆け出しで実績も信頼もないフリーランスが、いきなり企業相手に仕事をすることは難しいと思います。
なので、最初は個人の案件を受注して実績を作る!そこで、個人から企業案件を紹介してもらったり、実績を持って企業に営業をすればOKですね。
フリーランスは稼げます!ただ本気で仕事をしましょう!
最後に、当たり前のことで終わりたいと思います。
フリーランスという「個人」の力で稼ごうと決めたなら、覚悟を持って本気で仕事に取り組みましょう!
- フリーランスってなんか格好良さそう
- 自分に技術があるから独立して稼いだ方が儲かる
- 自由に働きたいからフリーランスになる
そんな気持ちでフリーランスになっても、確実に潰れますよ。
昔、私の会社では、クライアント企業とのやりとりを担当のエンジニアに全て任せていました。すると、次第に企業から担当エンジニアに対して「独立しないの?君が独立してくれたら直接仕事をオファーするよ」と誘い出し、退社してフリーランスになりました。
エンジニアの世界では良くあることなので、別に良いのですが問題は、このエンジニア社員が「独立した方が今の給料より稼げる」という気持ちだけで独立してしまったことです。
結果的に、フリーランスになると、エンジニアという仕事以上に営業、経理、経営などの違った仕事も増えることになります。それらに対応できなくなり半年後にうつ病になってしまいました。
次第に独立を持ち出したクライアントのメールにも対応しなくなり、信頼を無くし、1年で廃業です。
フリーランスで働く上で、しっかり稼いで、信頼を勝ち取る!継続して案件を受注する!
そのためにも、全力でクライアントの依頼に答え続ける!
納期は守る!プラスで提案をする!
その覚悟を持って全力で取り組んでもらえればと思います。
以上です。ありがとうございました!
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