こんにちは、『プログラミングの王様』編集部のヒロキ(@pgm_osama)です。
クライアントは主に東京の上場企業でWebマーケティングやプログラミング開発を行いながら、個人の活動としては株式投資で資産運用をしています。
先日に面白いツイートが話題になっていました。
日本のマーケターよ、
これが最強のコピーライティングだ。 pic.twitter.com/iI9MlU7KEg— 伊藤敬介 / DAZN (@ksk_ito) December 19, 2019
そこで本記事では私が思う「究極のコピーライティング」について深く掘り下げながら、本質的な見解を共有できればと思います。
恐怖や欲望を煽るコピーライティングが究極ではない
先日に情報発信でお金を稼ぎたい人向けのライティングスキルの上げ方を解説として「相手の心を無意識に動かす言葉を使おう」といった記事を書きました。
もちろん書いた内容は本質的に正しい話だけど、どこか自分の心の中に違和感が拭えないまま悶々としていました。
そんな時にジャストタイムで下記のツイートに目が留まりました。
日本のマーケターよ、
これが最強のコピーライティングだ。 pic.twitter.com/iI9MlU7KEg— 伊藤敬介 / DAZN (@ksk_ito) December 19, 2019
例えば「究極のコピーライティングとは何か?」と言われると、結論としては「読んだ人の精神を高めること」という抽象的な言葉になってしまいます。
- コンバージョンが高いコピーライティング
- 人の心を動かすコピーライティング
- 売上が伸びるコピーライティング
これらは「良いコピーライティング」の枝葉の1つに過ぎません。
究極のコピーライティングは、自分自身が打ち出した信念に対して共感してくれた「質の良い顧客だけを集める」ことです。
そもそも信念がない人にはコピーライティングを作ることができないということです。
しかしながら、世の中のコピーライティングに関する情報というと、その大半が「コンバージョン」や「LTV(ライフ タイム バリュー)」になります。
もちろん「コンバージョン=成約率」を高めようと思えば、情報発信でお金を稼ぎたい人向けのライティングスキルの上げ方を解説で紹介したような、相手の感情を揺さぶったり、恐怖や欲望を煽れば実は簡単です。
こうした無意識の感情(恐怖、歓喜、願望)に刺さるダイレクトな言葉を並べれば、確率論としても高いコンバージョンを獲得することができます。
例えば、商品の効能だったり薬事法を無視したとして「100%痩せるダイエットサプリ」と大きく宣伝すれば無意識の願望が揺さぶられ、人は興味を持ってしまいます。
ただ、これをすることで「コピーライティングの仕事ができたと勘違いしている」人が多いのも事実です。
大衆の無意識に訴えかける言葉を使えば、文字の通り「お客さんは思考停止」の状態になります。
AIDMAの法則のように「注意→興味→欲求→記憶→行動」というプロセスの上で、お客さんを混乱させて、感情的にさせて、思考停止に持っていけば、自然と財布からお金を支払ってくれる状態に持っていくことができます。
そして世の中に溢れるコピーライティングの99%がこのノウハウ、テクニックで説明されています。
最近だと、この内容では【購買心理】人は感情的な問題を解決するなら喜んでお金を支払いますという記事を書きましたので、合わせてご覧ください。
もちろん、こうした技術を「悪いものだ」と言ってるのではありませんが、この煽りコピーライティングは危険と隣り合わせでもあります。
売れないコピーライティングは悪です
しかしながら、コピーライティングは「コンバージョン=制約」があってこそ、正解と言えるのも事実です。
- 良いお客さんだけを集めることができている
- 凄く素晴らしい信念を持って取り組んでいる
- 良い商品(サービス)を提供している
それでも「全然売れない」なら、全く無意味です。それだとダメです。
本質的に良いお客さんを集めながら、圧倒的に高いコンバージョンを達成してこそ「究極のコピーライティング」と言えるはずです。
最近だと「サロン」という形が人気ですが、サロンは「情報商材の形を綺麗にしたビジネス」であり、本質的にはコミュニティー作りです。
そしてコミュニティを作ると、究極としては「営業」が不要になります。
参加者を思考停止にすることができます。
例えば、西野亮廣エンタメ研究所という人気サロンの中で「新しい商品を限定で販売します」と言えば、高い確率で詳しく商品(サービス)を説明しなくても買われて行くはずです。
このコンバージョンの高さこそがコミュニティー構築の大きな価値であり魅力ですが、私自身が2020年に目指すべきは「読む人の精神性が高まる情報」です。
思考停止にして商品やサービスを売るのではなく、信念を伝えて、それを正しく読み解けて理解できる人に参加してもらいます。
精神を高めて、その上で「情報」を受け取った人はビジネスで成果を出せる!ということを追求していこうと思います。
最速で成果を出すのは実は簡単
例えば、私がコンサルをする際に「最短の期間で成果を出してもらう」のは簡単です。
一番手っ取り早く成果を出せるし、相手も「それ」を望んでいるはずです。
- ビジネスモデル構築
- ビジネスの仕組み構築
- 集客の仕組み構築
これらを私が代わりに作れば良いだけです。
先日に、とあるアパレル企業から「ECサイトで商品が売れないのでコンサルして欲しい」と依頼がありました。
この時の依頼はECサイトの構築で比較すべきは金額ではなく提案力【売れる仕組み】で記事にしております。
期間にして、わずか3週間。
今まで月3〜5万の売上だったECサイトは1月1日から3日までの3日という短い期間で、すでに16万の売上を達成しています。1月度は100万の売上が目標ですが達成すると思います。
いきなり30倍の成果を出したわけです。
でも、正直に「このやり方」はダメだと私自身も気づいています。
なぜなら、この3週間で私にコンサルを依頼したアパレルのクライアント企業は何も成長していないからです。
お金を支払って私の時間と頭脳を買った結果、売上が爆伸びしただけで、言い方を変えると「私が無理やり稼げるようにもっていった」だけです。
こうして本人(企業)の器が大きくなっていないのに、無理やり結果が出てしまうと大半が「おかしな方向」に向かい始めます。
最初の方は「急激な売上増加」に慣れていないので謙虚に振る舞っていても、数ヶ月も同じ成果が続けば、次第に「自分の実力」と勘違いしてしまうこともあります。
その心の隙を付いて、売上の増加を見たロクでもない人間や会社が「一緒に何かやりませんか?」と持ちかけてきます。
こうした複合的な要因が絡まって、気がつけば崩壊に向かうわけです。
だからこそ、「売上」と「コンバージョン」を無闇に伸ばすことを正義とする価値観を辞めて、相手の精神の成長を第一に考えようと思っています。
ぶっちゃけ売上を伸ばすだけの方が簡単ですし、それが一番求められていることも分かっていますが、そもそも現代において「多くの人が無意識で求めるニーズに答えるのがマーケティング」という価値観では生き残れないとも考えています。
この思考をみんなで乗り越えるべきだとも感じています。
なぜなら、この思考の先に行き着くのは常に「無意識」の行動になるからです。
もちろん売上は絶対的に伸ばしますが、前提として
- 自己成長を求める人(企業)
- 良い信念を持っている人(企業)
が、しっかり売れて評価される手助けをしたいと思っています。
最近の世の中でのヒットの事例を見渡しても、変な炎上マーケティングや話題作りによって広まっていることが多い反面、「良い思いを持っているのに売れない」人がたくさんいます。不条理です。
一番悲しいのは「良い思いを持っている人(企業)」が、変なコピーライティングに巻き込まれて、変な売り方をされていることです。
別に、悪いものではないのだから、どんな売り方をしても、最終的に喜んでもらえているから正解だろ
という思考は究極のコピーライティングを知らない人の浅はかな言葉です。
良い信念を持ち
良い商品(サービス)を作り出し
良い売り方をして
良いお客さんに買ってもらう
という理想の形を作り上げ、その上で精神の成長を施せるような情報をどんどん発信していこうと思います。
それでは本日は以上です。
ツイッターでは株式投資を通じて精神性を高める情報を発信していますので、良ければお付き合いください。
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