どれくらいのスキルや経験があれば、フリーランスとして自信を持って独立できますか?
この疑問を本記事で解決します。
- フリーランスの独立に自信がない人の悩みを解決
- フリーランスが消耗しない考え方
- フリーランスは自分で仕事を選べる働き方
こんにちはヒロキです。
2005年にスキル、経験がない状態で無謀にも独立して起業しました。
当時の貯金は40万円くらいでした。
ちなみに社会経験は大学生時代のアルバイトのみです。
マジで、こんな状態で起業してしまいましたが、兎にも角にも必死でビジネスを学び、仕事を受注して稼いできました。
この辺りは14年間諦めずに努力して年収3000万達成【挫折の乗り越え方】でも解説していますが、スキルも経験もありませんでしたが、なぜか「成功できる自信」だけは確実に持っていました。
先日に下記のツイートをしました。
将来、在宅エンジニアで独立したい人に会った。
スキルは申し分ない!
プログラミング歴20年で、Web系は完全網羅。ただ今までは全て企業勤務だったらしく、派遣に登録中。
マジでもったいない!
普通にフリーランスで動けば月100万は稼げる。
足りないのは今までの実績に対する自信だけ!— ヒロキ@株投資を極めたい連続起業家 (@hiroking10ten) October 25, 2019
将来、在宅エンジニアで独立したい人に会った。
スキルは申し分ない!プログラミング歴20年で、Web系は完全網羅。
ただ今までは全て企業勤務だったらしく、派遣に登録中。
マジでもったいない!
普通にフリーランスで動けば月100万は稼げる。
足りないのは今までの実績に対する自信だけ!
というのも、本気で「もったいないなぁー」と思ってしまいました。
持っているスキルや、経験値、そして企業で働いてきた実績などは申し分ないのに、本人が「自分に対して自信を持てていない」だけで、行動に繋げることができずに苦しんでいました。
そこで、本記事ではフリーランスとして独立して自由に稼ぎたいけど、自分に自信がない人向けに、過去の実績への考え方や、自信についての考え方を解説していこうと思います。
また記事の後半では「フリーランスが消耗しないため」に、仕事を選ぶことの意味についても解説しますので、ぜひ最後までご覧いただければと思います。
フリーランスの独立に自信がない【足りないのは実績より自信です】
結論を言いますね。
フリーランスで独立するための自信なんて、どれだけ頑張って実績を積んでも満たされません。
なぜなら、人間は常に「不足している部分」ばかりを見てしまうからです。
プログラミング歴1年程度で、スキルもなくて、経験値もない私は「自信を持って起業」しました。
逆にツイートの彼は20年のプログラミング経験、デザインスキル、大手企業での勤務と数々の実績があります。
それでも「フリーランスとしては自信がない」状態で、行動できないままです。
要するに「自分は成功できる」という自信は、スキルの実績、経験とは無関係な場所にあるということです。
いくら実績を持っていても、自分自身が評価していなければ「自信」に繋がりません。
いくら大企業で勤務していても、自分が今までやってきた仕事を評価できなければ「自信」になりません。
将来に「フリーランスとして独立して稼ぎたい!成功したい!」のであれば、今の段階で自信がある、なしに関係なく「今すぐフリーランスに挑戦してみる」しか方法はありません。
- 25年間、企業でプログラミングの仕事をしてきたから自信が付く
- 誰もが知っている有名な●●の仕事ができれば自信が付く
- 社内の●●さんに評価されて、お墨付きがあれば自信が付く
申し訳ありませんが、行動への背中の後押しはしてくれるかもしれませんが、それが自信につながることはありません。
25年頑張ってスキルを磨いても、常に自分に不足しているスキルがあることに目が行くので「やっぱり30年だな」と決断を先延ばしにします。
それが人間の特性です。
フリーランスとして成功できるかどうかは、やってみなければマジで分かりません。
社内で営業成績がダントツの1位!しかも社長のお墨付きで独立した人間が、1年で廃業することも多々あります。
逆に、社会経験のない学生が起業して、会社を上場させるまでに成長することもあります。
人は「これまでの実績」の延長で、将来を評価します。
- 東大を卒業した人は、その後の人生も素晴らしい(はず)
- 学生時代にスポーツ万能だった人は、年を取っても運動神経が良い(はず)
- 会社で優秀な人は、起業して独立しても成功する(はず)
全て、過去の実績、結果から未来を見通すことしかできません。
しかし、ご存知の通り「そうなるとは限らない」ことは誰もが理解できるはずです。
全ては「やってみなければ分からない」が正解です。
ということで、今現在は「やったことがないフリーランス」に対して、成功できるイメージが薄くても、まずは挑戦してみてください。
失敗したとしても「自分にはフリーランスは合っていなかった!だから再度就職しよう!」と、今後の生き方、働き方が鮮明に見えるはずなので、これも1つの大成功だと認識できるはずです。
フリーランスとして活動するも、消耗しないために大切な考え方
ここからは、フリーランスとして活動した後に、必ず待ち受ける「消耗の罠」への対処法を解説します。
というのも、正直にフリーランスという働き方は、全てにおいて「自分次第」で結果が大きく変わります。
働く時間も、場所も、仕事をする相手も、一緒にビジネスをするパートナーも、自分で決める必要があります。
その結果、全ての責任を自分で背負い、自分のために事業を進めるので「最短最速で成長」していきます。
私自身は大学を卒業後に社会経験がないままに起業しましたが、ぶっちゃけ同世代でサラリーマンをしている人たちよりも、短期間でビジネススキル、精神力は鍛えられて成長したと実感しました。
フリーランスとして独立されると、すぐに気づくと思います。
- 時間感覚
- 処理速度
- 意思決定
その全てがサラリーマンの時とは、格段に速くなり、熟練されていくはずです。
最速で出来ることが増えると、次第に自分が消耗します
ここで大きな問題に直面されます。
フリーランスとしてのビジネス能力が向上するに比例して、できることが増えます。
すると、結果的に仕事で消耗するという結果が必ず待ち受けています。
この消耗を解決する唯一の方法は「仕事の単価を値上げする」ということです。
既存クライアントへの値上げは、信頼を掴んだ状態で行う
私自身は、ここ数年でほぼ2倍の価格に値上げをしています。
しかも95%のクライアントが、その値上げを了承してくれています。
なぜなら「元の値段以上に顧客満足を提供していたから」です。
つまり、値上げは現時点での適正価格に修正しただけなので、クライアントに割高感を与えません。
値上げ交渉ができれば、仕事量を減らすことができます。
制作会社から入り、マーケティングの司令塔になる
例えば、東京のクライアントの事例です。
この企業は当初は「サイトを制作してくれるだけの会社」を探していて、知人経由で私に話が来ました。
当時は社内にもディレクターがいて、その他にもフリーランスのデザイナーもいましたので、そのデザインをコーディングしてサイトとして作り上げるだけの仕事で受注しました。
しかしながら、サイト作りを進めるほどに
- フリーランスのデザイナーとディレクターの意見が合わない
- 顧客の目線でサイトを作れていない
- デザイナーのエゴだけでデザインされている
といった問題が顕在化してきました。
そこで、私がやったことは「提案」です。
プログラミング担当という立場ながら
- 顧客目線のUI、UXを提案
- サイトへのアクセス増加の施策を提案
- お問い合わせ、申し込み数を増やす施策を提案
- 問い合わせを売上に変える施策を提案
といった内容で、プロジェクトの責任者に直談判しました。
その結果、この案件の最下流作業(コーディング)だけの仕事が、全体のプロジェクトを見るディレクターという立場に昇格されました。
当然ですが、価格は大幅に交渉が可能になりました。
なぜなら「居なくては困る存在」に、自分自身を持ち上げたからです。
フリーランスとして関わるなら、これくらい仕事全体を見渡して、自分の仕事範囲以外でも改善出来る部分はないか?問題点はないか?を探して、提案しましょう!
ほとんどのフリーランスが指示された部分だけしか対応しません。
それでは「フリーランスとしての付加価値」がいっこうに上がりません。
自分自身が仕事で消耗しないためにも、付加価値を付けて価格を上げる!
そのためにも、付加価値をクライアントに理解してもらえる提案をしていきましょう!
フリーランスは自分で仕事を選べる働き方だから価値がある
フリーランスの一番の醍醐味は「自分で仕事を選べる」ということです。
会社に所属していると、嫌いな上司、ムカつくクライアントでも、笑顔で対応して仕事を進めなければいけません。
忖度の嵐ですよね。
フリーランスは、ここが完全に自由です。
- どんな仕事を受注するのか
- どんな人と一緒に働くのか
- どんな会社と仕事をするのか
- どれくらいの値段で仕事をするのか
全てが自由です。
だからこそ、先述した通り「仕事で消耗している状態」は絶対にNGです。
常に余裕を持った状態で、仕事や人と向き合う必要があります。
チャンスは事前に準備をしている人しか掴めない
例えば私の場合は、1ヶ月の予定をほぼ入れていません。
今でも11月の予定は5件の打ち合わせが入っているだけです。
※ほぼスカイプ打ち合わせです。
その他はブログを書いたり、プログラミング案件を対応したり、株式投資の勉強をしたり、自分の市場価値が高まることに時間を使っています。
常に忙しい状態、クライアントの仕事に時間が追われている状態は一切ありません。
それくらいにスケジュールを空けた状態でも、毎月たくさん稼ぐことができています。
忙しくないからチャンスを掴める
例えば、先日に新しいECサイト構築の案件を受注しました。
その時も、急な連絡から「明日に打ち合わせは可能ですか?」と言われて、時間が空いているので対応しました。
すぐに相手企業のサイトを分析して問題点を洗い出し資料にまとめます。
翌日までに「打ち合わせに向けて出来ること」を対応できるのは、スケジュールが空いているからです。
打ち合わせに向かい、提案資料を見せながら説明をします。
1時間の打ち合わせが終了するとき、訪問先の企業の社長より「この仕事は来月の●●日までできる?」と聞かれたので、即答ですね!
問題ないですよ!
その瞬間に受注が決定です。
事前に準備を行い、スケジュールに余白を設けて対応しているからこそ、チャンスを掴むことができます。
忙しいフリーランスの場合は
- 翌日の打ち合わせは時間がないと断る
- 来月の●●日までは忙しいから難しいと言う
- 翌日の打ち合わせに向けて資料が作れない
という状態だと思います。
これでは、チャンスは掴めませんよね。圧倒的な準備不足です。
ちなみに、成果を出しているフリーランスほど、暇人です。
フリーランスとして暇だけど稼ぐ方法
ここまでを読んで「自分はフリーランスとして活動しているけど、とにかく忙しくてヤバイな」と思った方は、自分自身の働き方を修正する必要がありそうですね。
そこでフリーランスとして、自分は暇だけど圧倒的に稼ぐための思考と手順を解説したいと思います。
結論は「自分が動かなくても仕組みで稼ぐ状態を作る」ということです。
- 自分が作業しなくても納品できる状態にする
- 自分が労働しなくても稼げる仕組みを作る
この2つがポイントです。
先ほどのECの案件ですが、仕事を受注しましたが、私自身がゴリゴリとプログラミングをするわけではありません。
ディレクションの立場を取り、作業工程は別のエンジニアに任せます。
自分が作業時間に忙殺されないからこそ、他の仕事も受注して稼ぐことができるようになります。
空いた暇な時間を使って、稼ぐ仕組みを作り始めることも可能です。
例えば、私はこのブログからも毎月60万円ほどの収益を作っていますが、ブログは積み上げ式の働き方なので、休んでいる間、遊んでいる間、寝ている間も収入を稼ぎ続けてくれます。
フリーランスになっても、自分が忙しく労働をして働いている場合は、こうした働き方そのものを根底から見直すべきです。
ということで、本記事は以上です。
フリーランスを将来目指したい方は、ぜひ実績やスキルが足りないと思っていても、挑戦してみてください。
自信に関してはいつまで経っても満足できることはありません。
とにかく挑戦するだけです。
そして、フリーランスに挑戦して頑張ったあとは、消耗しないこと、働き方・稼ぎ方を見直すことも視野に入れた状態で、頑張ってもらえればと思います。
以上です。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました!
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