キツキツに仕事を取ってくれば充分に稼げるようにはなったけど、1つ1つの仕事の単価が安いのでかなり疲弊してきた。
休まず、一生懸命に頑張って働きまくって月に30万稼げるのは有難いけど、自分の時間は無くなったし、疲れもピークに。
フリーランスの人はどうやって仕事単価を上げて、収入を増やしながら仕事時間を減らしているのだろうか??
この疑問にお応えします。
- フリーランスで仕事の単価が上がらない人の共通点
- フリーランスが仕事の単価を上げる具体策
- フリーランスこそ仕事の単価を上げる仕組みを作るべき
こんにちは『プログラミングの王様』編集部のヒロキ(@pgm_osama )です。
この記事を書いている私は起業歴14年目です。
ここ数年はプログラミング事業が安定してきたことと、ブログ収入もだんだん増えてきたので、余裕のある生活ができるようになりました。
» 参考:月収100万円の生活で人生は安定しない理由と勘違い【実体験で語る】
しかし、起業当初は朝から夜中まで、だいたい1日18時間くらいが仕事しまくっていました。
- 収入を増やすために仕事の量を増やす
- 仕事の量が多いので寝ずに働きまくる
- どんどん体が疲れて、精神も疲弊する
- 仕事の質も落ちて、収入が減る
- 収入を維持するために、さらに仕事の量を増やす
こんな感じで、仕事はあるけど人生が苦痛・・・みたいな悪循環にどっぷりハマっていました。
こうした過去の経験から気づいたことが以下の2点です。
- 稼げない人 → 常に自分が動かなければいけないので忙しい状態
- 稼げる人 → 自分の代わりに稼ぐ仕組み(条件)を作っている
この「稼ぐ仕組み」の本当の価値を知ってからは、どうすれば仕事1つ1つの単価を上げることができるのか!?といったビジネスにレバレッジをかけて大きく稼ぐ人のカラクリを理解できるようになりました。
そこで、本記事では「フリーランスが仕事の単価を上げる方法」について、経験談も踏まえて解説していきます。
企業に属するサラリーマンや、個人の力で稼いでいる人(ブログやアフィリエイト、ライティング、マーケティングで稼ぐ人はもちろん)はぜひ最後までご覧ください。
フリーランスで仕事の単価が上がらない人の共通点
フリーランスとして自由に働きながらも、1つ1つの仕事の単価を上げられない人の共通点はズバリ「換えの効く仕事」しかできていないからです。
言い方を変えると、あなたにしか出来ない仕事を提供できていないということです。
仕事を発注するクライアントからすれば、別に仕事をしてもらう相手があなたである理由もなく「たまたま知り合いだったから」とか「紹介されたから」とか「他よりも安かったから」といった競合との優位性のない状態です。
逆に、仕事の単価が高い人は「その人でしかできない仕事」を持っているので、その価値を求めるクライアントから「●●さんの仕事をお願いしたい」と指名で仕事を請けることができています。
この両者の違いをまずは理解しなければいけません。
仕事の単価が安い人と高い人の決定的な2つの違い
仕事の単価が安い人と、高い人の違いは以下の2つです。
- 仕事に付加価値がある
- その人にブランディングがある
よく誤解されているのが「スキルアップをすれば単価が上がる」という思い込みがありますが、残念ながらスキルをいくら伸ばしても仕事の単価は上がりません。
スキルは一瞬で真似されて、低価格で提供される
この辺りは、家電メーカーなどを見れば分かると思いますが、素晴らしい技術を持った日本の家電メーカーは世界で苦戦しています。
なぜなら、外国の企業にすぐに分解されて真似されるからです。そして、オリジナルだった日本企業よりも同じ技術の製品が格安で販売されていきます。
世界中で巻き起こっている「より素晴らしい技術を、より低価格で提供する」といった流れを止めることはできません。
より高い技術を、割引価格で提供しなければならない時代
例えば、私は2004年に起業しましたが、当時はプログラミングとデザインスキルを活用して企業の公式サイトなどをたくさん作っていました。
もちろん、今も企業の公式サイトやプロモーションサイトを作りますが仕事の単価としては昔よりも安く請けています。
- 2004年:企業のサイト(100万円で制作)
- 2010年:企業のサイト(40万円で制作)
- 2018年:企業のサイト(20万円で制作)
上記の感じですが、ここには大きな違いが存在します。
それは受注単価は下がっているのに、提供しなければいけないサービスは増えている(質は高くなっている)ということです。
以前は単にサイトを作って100万円で受注できていた仕事が、今では「SEO対策、コピーライティング、Wordpress化、写真撮影、スマホ対応」など仕事量と必要スキルが圧倒的に増えながらも単価が5分の1まで下げなければ、受注できない状態です。
EC(通販サイト)を作るにしても、今ではBASEやSTORESを無料で使う事ができて、決済機能まで充実しているので無理に数百万円のコストをかけて公式通販サイトを作る必要性もなくなりました。
このように、スキルや機能に依存した瞬間に「最安値」で仕事を請けなければならない時代になったということも理解しておかなければなりません。
高い単価で仕事を請ける人の共通点は
- 仕事に付加価値がある
- その人にブランディングがある
の2点ということです。
案件を獲得できるか不安...
単価をもっと上げて稼ぎたい...
そのように悩んでいる方も多いと思います。
実は、フリーランスエンジニア専門エージェントを活用すると
案件獲得から単価アップまでサポートしてもらえます!
無料で利用できるので、エンジニア経験がある方は必ず登録しておきましょう!
60秒で登録が終わります。
案件を見ているだけでもテンション上がるので、
今すぐ登録してみてください!
» レバテックフリーランスに無料登録【公式サイト】
フリーランスが仕事の単価を上げる具体策
フリーランスが仕事の単価を上げるには「付加価値をつける」ことと「自分のブランディングをする」ことにフォーカスしましょう!
付加価値の付け方に正解はない
具体的に解説します。
私の場合は、明確に「売ります」ということを付加価値として仕事をしています。
「売る」というと抽象的になりますが、基本的にどの企業も売上を伸ばすために営業活動をしています。だから単純に「売上の伸ばし方」を知っている人に企業は仕事を発注したいと思うはずです。
さらに、Webを使って「売上を伸ばす」方法を知っている人は少ないので、高い単価で仕事を受注することができます。
つまり「売ります」という付加価値を明確に打ち出した上で、その見えにくい(伝わりにくい)付加価値を証明する手段として
- 心理学+マーケティング(ライティング)
- マーケティング+プログラミング
- SEO+プログラミング
- 経営(14年目)+プロデュース(元 音楽プロデューサーでもある)
といった様々な売り方をしているわけです。
この差別化の1つとして【初心者向け】Web集客でアクセスと売り上げを伸ばす基礎まとめの記事を書きましたが、この記事もSEOのスキルを証明する内容として、誰でも簡単に真似できるスキルではありません。
そして、この付加価値の付け方には正解というものはありません。
例えば「元ケーキ職人」の人がSEOのスキルを身につけて「ケーキ職人 + SEO」という付加価値をつければ、飲食店や小売店の集客専門家として高い単価で仕事を請けることができるはずです。
付加価値の付け方については、まずは今までの自分の経験を棚卸しながら、それとは違ったスキルを掛け合わせてみてください。
そして、この掛け合わせで生まれた価値こそがブランディングにも繋がっていきます!
相手の期待値を超えることがブランディングになる
ブランディングとは、相手が期待する価値を超えることです。
そして期待値を継続して超えることで「信頼」の関係性が生まれます。
つまり「期待以上の応えを出してくれるであろうといった信頼」こそがブランディングの正体となります。
これをフリーランスとしての活動に当てはめると「クライアントの期待を超える」仕事を毎回提供することができれば、仕事の単価を増やしながらも多くの仕事を効率的に受注することが可能なフリーランスになれるということです。
高い価格で受注するには錯覚力も重要になる
人気ブロガーふろむだ氏の著書『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』の中で定義されている概念で「人々が自分に対して持っている、自分に都合のいい思考の錯覚」及び、それを引き起こす事実のことを錯覚資産と言います。
参考:林修先生も注目する「錯覚資産」とは? 著者自らがそのポイントを解説
例えば、私のプロフィールを羅列してみると
- 23歳で起業して14年目
- 過去にミュージシャンとして海外で4万人を集客
- タワレコの全国ランキング3位も獲得
- プロデューサーとして数多くのバンドに携わる
- 30歳で東京で2社目を起業し、VCから8桁の資金調達
- 34歳でプロスポーツクラブの副社長に就任
こういったポイントだけを並べてみると、中身は単なる一般人ながらも、過去の実績が人々の錯覚を引き起こして「凄い人だ」と勘違いを起こしてくれます。
これはハロー効果と呼ばれ、心理学における認知バイアスの1つで「1方面の認識に引っ張られて、他の属性まで過大に評価してしまう」という現象です。
こうした錯覚資産を意図的に活用することでも、特段にズバ抜けた能力やスキルを持っていなくても「この人は凄い人だから、素晴らしい結果を出してくれるはず」と相手が過大評価してくれます。
そして結果的に仕事の単価を上げることにも繋げることができます。
※認知バイアスが思考の錯覚を引き起こすことと、嘘をついて相手を騙すことは、まったく別のことです。この辺りも参考:林修先生も注目する「錯覚資産」とは? 著者自らがそのポイントを解説をご覧ください。
こうした付加価値やブランディングを意識することで「単価の上がる仕組み」を意図的に作り出す!といった視点も大切なので覚えておいてもらえればと思います。
フリーランスこそ仕事の単価を上げる仕組みを作り上げよう
この記事で伝えたいことは、単価の高い仕事ができる人(=稼げる人)には、論理的に単価が高くなる理由があるということです。
- プログラミングができる人
→ 競合が多いので単価が低くなる - プログラミング + デザインができる人
→ デザインができる付加価値で単価が高くなる - プログラミング + デザイン + 集客ができる人
→ さらに競合が減り、高単価で仕事ができる
こんな感じで、付加価値を付けて、さらに錯覚資産としてのブランディングも活用できれば、口コミも含めて安定的に仕事を受注することができるフリーランスになります。
逆に、付加価値はないけど技術はピカイチの人でも、競合との消耗合戦で疲弊してしまい、結果的に安い単価で仕事を請けなければいけない状態に陥るケースも多々あります。
まとめ:お金を効率的に稼げる仕組みを作りましょう
こういった話をすると「自分もたくさん稼ぎたいから何をすれば良いのか教えて欲しい」といった質問をいただきます。
返答としては「仕組みを作りましょう」という言葉に全てを集約することができます。
高単価で仕事を受注できる、お金を稼ぐ仕組みさえ作ってしまえば、自由に余裕を持って生きることができます。
例えば、2人のフリーランスがいるとします。
- A君:安い単価で仕事を請けているので、少しでも高い単価にするために、新しいスキルを勉強し始めた
- B君:安い単価で仕事を請けているので、少しでも高い単価にするために、付加価値として自動で集客して、ネットで販売する仕組みを作り始めた
どちらのフリーランスが、将来的にお金をたくさん稼いで自由になれるでしょうか?こうした「単価の上がる仕組み、売上を安定する仕組み、勝てるビジネスの仕組み」を作る思考を意識しなければ、人生を変えることはできません。
ということで、この辺りの稼ぐ仕組み作りについては、私もお手伝いできると思いますので「お問い合わせ」またはTwitter@hiroking10ten のDMにてお気軽にご連絡ください。
人気記事フリーランスエンジニアが年収1000万を簡単に稼ぐ5つの方法【環境を変える】
人気記事フリーランスは不安定ではない3つの理由【個人で稼ぐ力の身につけ方】