働かずに生きる方法があれば教えて欲しい。いわゆるリタイア人生に憧れるぜ。
この疑問にお応えします。
- 働かないで生きるには1億の貯金が必要
- 将来働かないで生きるなら、今から無理なく働くことが本質
- 楽な仕事を探す具体的な方法【3ステップで目的達成】
こんにちは『プログラミングの王様』編集部のヒロキ(@pgm_osama )です。
起業して14年目ですが、基本的には家に閉じこもってお金を稼いでいる37歳です。
実際は毎日働いているので、この記事のテーマである「働かないで生きる」状態ではありませんが「無理して会社に通勤して働く」ことは何とか回避できている現状です。
働き方に対する本音としては「社会貢献」や「他者のために働く」みたいな思考は一切持っておらずに「常に自分の人生の幸せ」だけを追求して生きております。
こうした価値観を元に「働かないで生きる」よりも圧倒的に簡単に達成できる「無理して働かずに生きる」といった方法をまとめようと思います。
Twitterなどでは意識高い人たちが「頑張れ」「価値を提供しよう」と、うごめく中で、本記事は「自分は気ままに働かないで生きたいんだ」といった意識低い系の人向けの記事になります。
ということで意識低く生きたい方は「合理的に生きる方法」を理解できますので、ぜひ最後までご覧ください。
【現実問題】働かないで生きるには1億の貯金が必要です
現実的に「働かないで生きる」ためには、あなたが労働する必要のない状態でも、勝手にお金が銀行口座に振り込まれる状態を作る必要があります。
1億円を貯金できますか?
1億円のお金があれば、そのお金を安全性が高いとされる国債や債権などに投じて、年利3%で運用すれば、あなたは働かずに年利3%で毎年300万円ほどを勝手に受け取ることができます。
300万あれば、税金を支払っても月に20万円を受け取ることができるので、田舎の方で贅沢な生活を求めなければ、晴れてリタイア生活が可能です。
この時点で「1億も貯めたのに、それでも月20万しか受け取れないの?」と落胆した方もいるはずですが、資産運用において満足できる収入を得るには圧倒的な原資が必要になると理解できると思います。
つまり資本主義経済においては資本(お金)を持つものが、よりお金を楽に稼げるということです。
※10億の原資があれば、年利3%でも月200万を受け取れる人生が手に入ります。
では、いかにして「1億円を貯金」しますか?思い浮かぶだけ並べてみましょう。
- 年収1000万円の会社で10年働く(実家に住んで生活費や交際費は一切出さずに全額貯金です)
- 年収1000万円の会社で20年働く(収入の半分を貯金にします)
- 年収500万の会社で40年働く(収入の半分を貯金にします)
- 個人で会社を立ち上げ年収1億を目指す
- 会社を上場させてキャピタルゲインとして1億以上を受け取る
いかがですか??結構、ファンタジーですよね。現実味がありません。
年収500万の会社で、収入の半分を貯金するということは月20万円の生活を40年続ける計算です。
20歳から頑張っても1億円が貯まるのは60歳です。はるか未来過ぎて意味不明な話ですね。
もちろん、収入の半分を貯金して最短で40年です。無駄な出費は基本NGで、旅行も難しい。結婚も厳しいですね。子供ができると計画は破綻です。
そもそも「1億を貯める」ために、20歳からの人生全てを制限して生きる人生に価値なんてあるのでしょうか?
60歳からの人生を考えて生きるなんて辛すぎますね。
日本はどんどんインフレに向かっている
もっと言えば、日本はインフレに向かっています。つまり物価の上昇です。
分かりやすく言えば、10年前は100円で買えていた缶ジュースが、今では120円出さないと買えません。この10年で20%の価格上昇です。
ということは将来に貯めた1億円は、インフレによって8000万円の価値になっているということも高い確率であり得るのです。
貯金としてお金を寝かす間に、気がついたらお金の価値が下がっている状態です。
この辺りは【貯金好きは終了】日本はお金がそれほど貯蓄できない仕組みになっているも合わせてどうぞ。
結論は1億を貯金するのは、普通の人は不可能
普通に会社で働いて、1億を貯めるというのは難しいことが理解できたと思います。
もちろん、どんどん転職を重ねて年収を上げていっても良いし、支出を抑えるために「小さな節約」を積み重ねて生きるのも良いと思いますが、やっぱりお金が貯まるスピードは遅くなるので、私は「効率的に働くべき」と思っています。
前から思ってるが、収入が一定水準まで達しないと「とりあえず節約!貯金!」を徹底してもジリ貧になる。
1円でも安いスーパーに通い、電気をこまめに消し、趣味を我慢して貯まる金は驚くほど少ないし、固定費削減も限界がある。
節約の仕方と同じくらい、「月数万円の稼ぎ方」が広まって欲しい。
— 小林亮平 / 資産運用ブログ (@ryoheifree) April 29, 2019
上記のツイートの通り、節約するよりも「自分で稼ぐ」働き方を手に入れる方が、効率的にお金が貯まるわけです。
では、どういった働き方をすれば、将来に「働かないで生きる」ことができるのか?について次に解説します。
将来、働かないで生きるなら、今から無理なく働くことが本質
「将来、働かないで生きたい」人は、なぜそう思うのか?というと
- 今の働き方が苦しくて辛い
- 今の会社のストレスが半端なくて辞めたい
- ストレスなく、人と関わらずに生きたい
- 楽をしてのんびり生きたい
といった心理があるからだと思います。
今の現状が「お金を稼ぐために心理的にも、肉体的にも辛い状態」だから、そこから解放されて生きたいということです。
それならば、60歳を過ぎた時に1億円を貯めて・・・みたいな不確定の未来に期待するのではなく「今から、ストレスなく負担の少ない仕事に変える」という方向転換が合理的です。
今よりも「気持ち楽な仕事」を選べば解決できる
「働かないで生きる」というのはゴールではなく、幸せな人生を送るための1つの手段ですよね。
別に働くことが楽しくて仕方ない状況の人にとっては、今の状態でも「幸せな人生」です。
だからこそ、今の仕事がキツイのであれば、今よりも楽な仕事を探せばOKです。
楽な仕事は人によって異なる
当然ですが、「どんな仕事が楽か?」と問われると、それは人によって違うはずです。
例えば、ヒカキンのようなYoutuberを「楽な仕事」と思う人もいると思いますが、見る角度によっては
- 午前中:動画の構成を考える
- 午後:動画の撮影と編集
- 夜中:動画の編集と次の動画の仕込み
- 睡眠:毎日3時間ほど
という生活の繰り返しで「全然、楽な仕事じゃない」と思う人も多いと思います。
他にも「家に閉じこもって1人で仕事とか、精神が発狂して壊れる!自分は人と会って喋って仕事をする営業が楽」という人もいれば「毎朝、3時に起きて新聞配達をして、午後から休む生活の方が楽」という人もいます。
つまり、人によって異なる「楽な仕事」に対して、自分なりの「楽な仕事」を探す必要があるのです。
「世間的な楽な仕事」に流されては本質を見失います。
楽な仕事を探す具体的な方法【3ステップで目的達成】
自分にとって「楽な仕事」を探すには、以下の思考プロセスが効果的です。
- まずは自分が嫌で避けたいことを並べる
- 次に自分が嫌いではない仕事をやってみる
- 最後は自分に合えば、その仕事を継続する
以上です。
私自身は上記の思考プロセスで自問自答して【行動】した結果、今の生活に落ち着きました。この部分は、万人に当てはまる答えはないので、個別に見つけていきましょう。
ということで、以下に私の事例を具体例として解説しますのでご参考ください。
まずは自分が嫌で避けたいことを並べる
2005年にITビジネスで起業した私は、そこから会社経営者として10年以上、一般企業向けにWebサービスを提供してきました。
さらに32歳の時にはVCから出資を受けて、アプリサービスを提供するベンチャー企業も創業しました。
こうした自身の経験からたどり着いた答えが
- 自分はスタッフを多く雇用する社長は向いていない
- 企業相手の仕事よりも個人で稼ぐ方が楽しい
- セミナーや勉強会などのコミュニティーが好きではない
- クライアントとの飲み会など嫌い
という、残念ながら「社会人失格のような人間性」でした。
逆に、こういった人間性ながらも、よく10年以上も会社を経営してきたと関心してしまいますが、明らかに時代とクライアント様との出会いに恵まれたと思います。
さらにベンチャー企業では出資を受けるためにVCや投資する事業会社にプレゼンをしなければいけないので、自分自身はコミュ障ではないと思いますが、やはりチームで何かを作り上げるよりも「個人で作り上げる」方に喜びを見出したのは事実です。
過去にミュージシャンをやっていましたが、当時から「ライブよりもレコーディングが好き」だったので、多分、圧倒的な内向的な性格なのだと思います。
内向的な性格に向いている仕事
それでは内向的な性格に向いている仕事とは何でしょうか?
今の時代はパソコン1台あれば、どこでも仕事ができる環境です。プログラミングのスキルがあればWeb開発ができるし、ライティングのスキルがあればブログやメディアの記事を代行で書いて稼ぐことができます。
逆に外交的で「人と会うのが好き」な人は、営業だったり、チームでイベントを運営するなどが向いていると思います。
※ちなみに3年前にプロスポーツクラブの経営をしており、そこでは毎週の試合でイベントを運営していましたが、かなり苦痛の連続でした。内向的な性格なので、多くの人と関わる仕事に向いていないと自覚した決定打でした。
次に自分が嫌いではない仕事をやってみる
私自身は2005年からWeb構築の仕事をしているので、最低限のプログラミングスキルがあります。
当時はプログラミングスクールなどもなかったので、完全に独学でマスターしてきました。分厚い参考書を片手に、コードを書いてはバグを潰す経験をひたすら積み上げてきたので、基本的なスキルはあります。
そして10年以上も同じ仕事をしているということは「自分はこの仕事は嫌いではない」のだと思います。
逆に営業等は好きではないので、知人の営業マンや代理店に任せています。特に、この辺りは明確な勝てる戦略があった訳ではありませんが、自分が嫌なことを避けて「嫌いではないことを続ける」うちに、自然にこうなった感じです。
大切なことは「好きなことをやる」のではなく「嫌いではないこと(まぁまぁなこと)を見つけて、それをチャレンジしてみる」という感覚です。
この辺りの考え方については好きなことを見つける方法より、嫌いなことを辞めるだけで幸せになるでも具体的に解説していますので、合わせてご覧ください。
最後は自分に合えば、その仕事を継続する
10年以上、会社経営者を続けて、スタッフを雇用して、たくさんのクライアントとの関係の中で、事業を伸ばしてきましたが、常に以下の心情が抜けきれずにありました。
- 会社に行くのが辛いな
- 朝早くに起きるのは嫌だな
- 他社のためではなく、自分の人生のために時間を使いたいな
こうした願望が悪いとは一切思っていません。
先述しましたが、人には向き不向きがあります。
行動する → 挑戦する → 結果的に合わないと分かれば辞めて違うことをする
シンプルにこれだけだと思います。
しかしながら、大半の人は「自分に合った働き方ではない」と分かっていても、生活のため、家族のためと、ストレスを増幅させたまま、働き方を変えることができません。
もちろん、行動すれば失敗することもあると思います。
それでも貪欲に「自分が手に入れたい生き方」を諦める必要はないと思います。
挑戦して失敗すること
挑戦せずに何も起きないこと一度きりの人生。本当に何の出来事も経験も成長もしないままで終わっても幸せなのかと自分の心に聞いてみる。
挑戦してお金や時間を失ったとしても、その代わりに経験、知識、 体験が必ず手に入るから、マイナスなんて1つもないはず。
— ヒロキ@株投資勉強中の連続起業家 (@hiroking10ten) April 26, 2019
まずは、自分が嫌なことの棚卸しを始めよう
まずは、自分がストレスに感じること、避けたいこと、嫌なことを列挙しましょう。
「自分は働きたくない」とザックリした感情を吐いていても、一向に問題は解決しませんよ。
- 会社の上司が嫌だ → それなら違う会社に移動するために転職を動き出す
- 営業が嫌だ → 違う働き方を探すために副業から始める
- 資料を作るのが苦手 → 企画を提案できる仕事に変えてみる
もちろん、副業を始めたり、仕事の業態が変わることもあると思います。
一時的に今よりも収入が落ちる状態にもなるかもしれません。
不安も大きいと思いますが、目的は「幸せな人生を送るため」です。
将来に「働かずに生きたい」から、我慢して働いて貯金する!といった思考が無駄なように、ストレスを抱えながらも今の仕事を我慢して続けることに価値はありません。
無駄に時間だけが過ぎて、気がつけば令和元年もすぐに終わります。
人生を変えるための最初のステップは行動すること
ということで、記事をまとめます。
このブログを読んだ後に、大半の人が取る行動が
- 面白い話が聞けた。今度、本屋で何か本を探してみよう
- 確かにその通りだけど、自分には無理だよな。スマホゲームでもしよう
- あっ、そういえば、ツイッターどうなったっけ?
という感じです。
つまり、ほとんどの人は「自分の人生を変えるために、自分で動くことはない」ということです。
自分で考えることなく、他の誰かが「自分をいつか働かずに生きれるように変えてくれる」と夢物語を想像しながら、明日も今までと同じようにストレスを抱えて仕事に向かいます。
人生を変えるために、やるべきことは「たった1つだけ=行動する」だけです。
成功するか、失敗するか。自分に合うか?合わないか?なんて、行動した後に考えればOKです。
自分が想像した「こういう仕事は面白いそうだな」といった職種があれば、転職エージェントに相談するだけです。
仕事の内状も聞けるだろうし、自分に合うかの判断もできるはず。
ということで、本記事は以上です。
「働かないで生きる」のは一般人にはかなり難しいです。
だからこそ、まずは「ストレスを感じない範囲で生きる」ための仕事を選びましょう。
もし、この時点で私と同じくプログラミングでストレスなく生きる方法に興味があれば、以下の記事も合わせてどうぞ。
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