もう個人がブログで稼ぐとか無理なのでしょうか?
この疑問について解説します。
- 個人ブログがSEOで企業サイトに勝つ方法
- 個人ブログがSEOで勝てる記事を書く3つのポイント
こんにちは『プログラミングの王様』編集部のヒロキ(@pgm_osama )です。
先日、SEOコンサルをしている企業と打ち合わせをしてきました。
もちろん大企業なので、人員も予算もたくさんあるのですが、なかなかSEOで成果を出すことができていません。
その一方で、このブログでは「プログラミングのスキルを身につけて副業したい」といったサラリーマン向けに書いた記事が[Tech Academy 副業]のキーワードで1位を取るなど、ある程度の成果を出すことができています。
予算があって、大量の外部ライターを使って記事を量産する企業のWebメディアが苦戦する一方で、個人ブログが太刀打ちできている理由を分析してみると、以下のツイートになりました。
Googleのアルゴリズムが変わり、個人ブログは企業が運営するメディアに勝てなくなった
と言われますが実際は真逆です。
理由は単純で企業メディアは予算と人員を集めて記事を量産して来ますが、中身がスカスカだからです。
個人ブログは読書が共感する記事を書けば、わりかし勝てますね。
— ヒロキ@株投資を極める連続起業家 (@hiroking10ten) June 8, 2019
Googleのアルゴリズムが変わり、個人ブログは企業が運営するメディアに勝てなくなったと言われますが実際は真逆です。
理由は単純で企業メディアは予算と人員を集めて記事を量産して来ますが、中身がスカスカだからです。
個人ブログは読書が共感する記事を書けば、わりかし勝てますね。
結論を先に言うと「外部ライターが書く企業Webメディアの記事では、読者の感情を掴む記事が書けない」ということです。
ということで、本記事では個人ブログがSEOで勝つ方法について、上記を深掘りしながら詳しく解説していきますので、ブログで稼ぎたい人はぜひ最後までご覧ください。
個人ブログがSEOで企業サイトに勝つ方法は本気で記事を書くだけ
Googleのアルゴリズムに関してはGoogleコアアルゴリズムアップデートに最適なSEO対策の具体案【SEO担当者必見】で詳しく解説していますが、最近の検索上位の記事を分析すると、わりかし「読者の気持ちを掴む記事」が多くなっていることが分かります。
SEOで勝てる、読者の気持ちを掴む記事とは?
網羅的にノウハウを詰め込んだ記事よりも、読者が読んでいるうちに感情移入したり、文章に引き込まれてしまう記事の方がSEOで上位表示されています。
- 読むだけで心がワクワクする文章
- 読むと思わず共感してしまう文章
- 筆者の想いや熱量が伝わってくる文章
- 読み終わると、自然と行動に移してしまう文章
こんな感じですね。
Googleにとっては「E-A-Tなどの権威性・信頼性・専門性も重要だけど、それ以上に読む人の心を動かせるコンテンツこそ評価する」という基準があるのではないでしょうか。
そして、企業が運営するWebメディアの記事は「読者の心を掴み、行動させる記事が作れていない」という状況です。
その理由は、企業の運営方法を見れば分かりますが、記事を外部のライターや社内のスタッフに業務として書かせてしまっていることが問題です。
私がSEOコンサルで関わる企業のWebメディアも、記事を書くのは外部ライターであり、社内スタッフたちです。
短期間で記事を量産することはできても、その記事すべてが読者の心を掴むような熱い記事にはなっていないのです。
企業のWebメディアが書けない記事を書くとSEOで勝てます
個人ブログが、企業の運営するWebメディアに勝つには、記事の中身で勝負するしかありません。
企業はお金を使って、短期間に大量の記事を外部ライターに書かせることができますが、外部ライターでは「読者の心を掴む記事」を書くことはできません。
その理由を解説していきます。
個人ブログがSEOで勝つ方法は、過去の自分に向けて熱い記事を書く
ブログを運営する中で、SEOで検索上位に表示される記事の特徴が分かりました。
それが
過去の自分に向けて、熱い文章を書いた記事
がSEOで上位表示されているということです。
- 過去の自分が悩んでいたこと
- 過去の自分が教えて欲しかったこと
- 過去の自分が知っていれば人生が変わったこと
このように、想定する読者を過去の自分にすることで、企業のWebメディアに勝つことができます。
なぜなら、企業のWebメディアは、外部ライターや社内スタッフが、個人の観点だけで記事を書くことができないからです。
記事を読んで欲しい相手は過去の自分だからこそ、読者の気持ちが痛いほど分かる
読者の心を掴むには、読者の気持ちを理解して共感を得なければいけません。
だからこそ、過去の自分を想定読者にすることが重要になります。
プログラミングの学習で不安を感じながら勉強していた自分
- 昔の自分はプログラミングを独学で、誰にも相談できない環境で勉強していた
- 参考書を買うも、自分のレベルと合わずに何回も挫折しかける
- 1つのバグから深みにハマり、プログラムを壊してしまい納品できない
- 何を修正すれば良いのかさえも分からない状態のままクライアントに謝罪
- とにかく自分に知識とスキルがないことを猛烈に後悔する
上記の感じだと、プログラミングの学習を少しでもしたことがある人なら、鮮明に風景が見えて、当時の私の苦痛に共感してもらえると思います。
とにかく、プログラミングの勉強をしていても「今の自分が、どこで挫折しているのかさえも分からない」といった状況の中で、仕事の納品期限が迫っているのです。かなりの絶望感です。
こうした実体験があるからこそ「こんな悩みで苦しむくらいなら、プログラミングスクールで体系的にスキルを学べて、相談にも乗ってもらえるなら、課金した方が良いぞ」と説得力を持って伝えることができます。
一方で、企業に記事を外注されているライターさんや、業務として記事を書く社内スタッフでは、ここまで鮮明に共感を生む記事を書くことはできません。
つまり、企業のWebメディアよりも個人ブログの方が自由に「読者の心を掴む文章」を作りやすい状況なので、結果的にもSEOで上位表示で勝ててしまうのです。
過去の自分が共感できれば、多くの読者も共感してくれます
数年前のSEOは、企業がお金を支払って外部リンクを買って被リンクを増やすことで、検索結果で上位表示をしたり、とにかく資金力がある企業が有利でした。
しかし、最近ではGoogleのアルゴリズムが変化して戦い方が変わりました。
実際に検索上位の記事は企業のWebメディアよりも、個人ブログが増えてきています。
その理由は先述した通り、個人ブログの方が「読者の心を掴む共感される記事」を作りやすいからです。
ということで、次に「読者の心を掴む記事の書き方」について解説していきたいと思います。
個人ブログがSEOで勝つための記事の書き方を理解していきましょう!
個人ブログがSEOで勝てる記事を書く3つのポイント
個人ブログがSEOで勝つために必要な3つのポイントを解説します。
- 自分の言いたいことではなく、読者が知りたいことを書く
- 具体的な事例を必ず入れて、そこで読者の心を掴む
- 主張する→理由を伝える→具体例の文章テンプレを使う
個別に詳しくまとめた関連記事なども紹介していきますので、理解度を深めるためにも合わせてどうぞ。
自分の言いたいことではなく、読者が知りたいことを書く
ブログで稼げない人の一番最初の問題が以下のとおりです。
読者が知りたいことよりも、自分が言いたいことを書いていませんか?
SEOの本質は「読者の問題解決に役立つかどうか?」です。
「プログラミングの学習に悩んでいた過去の自分」に対して、最適な記事は「プログラミングスクールに通いましょう」ではなくて、まずは「それ、分かる分かる」と共感を得ることです。
- プログラミングって一人で勉強するのマジで辛いですよね
- 私は参考書を買って独学していましたが、とにかく辛かったです
- 例えば自分ひとりでバグを直すので、深みにハマりプログラムを壊してしまったことがあります
- その時に、プログラミングに詳しい友人や知人がいれば救われたと思います
- 今だとスクールという選択肢を自分は最優先で選ぶと思います
という感じで、具体例を交えながらも「読者の心を掴むための記事」をひたすら書いていきます。
しかし、こういった「過去の自分に共感してもらう記事」を書くことができない企業のWebメディアの場合は、いきなり「●●というプログラミングスクールがあって、そこのお得なコースがあるので比較してみます」という記事になります。
当然ですが、どちらが「読者の知りたいこと」「読者の問題を解決できる記事」なのか、分かりますよね。
Googleはこのように「読者の感情を動かせる記事」を上位表示させています。
まずは、あなたが言いたいことではなく、読者が知りたいことを書きましょう。
» 参考:好きなことをブログに書いて稼ぎたい人が必ず失敗する理由【稼ぐ戦略を解説】
具体的な事例を必ず入れて、そこで読者の心を掴む
SEOに最適な文章の書き方を解説【読者の興味を掴むテンプレ付き】でも解説していますが、読者が読みやすい文章には基本的な型があります。
それが以下の通り。
- 結論を言う(主張する)
- 理由を述べる
- 具体例で共感を得る
- 結論でまとめる
この型通りに文章を書けば、読みやすく共感を得やすい文章になります。
冷静に考えれば当然ですよね。
まずは結論を教えてもらわないと、それ以降の長い文章を読む気はおきません。
結論という著者の主張に対して、ある程度の興味を持ったからこそ、その理由を知りたいと思えます。
- 主張:プログラミングの独学は辛い
- 理由:スキルない状態でいくら頑張っても成長できない
- 具体例:無知のまま独学を進めると、間違った知識を覚えて姉妹、その結果として作ったプログラムを壊してしまい、クライアントに迷惑をかけました
- 結論:プログラミングは独学すると完全に遠回りなので、今ならスクールに通うのもありです
という感じです。
ちなみに、具体例こそ「読者の心を掴む」ための大切な場所なので、大いに熱い思いを書いていきましょう!
自分が辛かったこと、昔に感じていた苦悩や思いをぶつけていきましょう。
プログラミングでの具体例
3時間かけて一生懸命に作ったプログラムが完成間近でバグを発生しました。
とにかく1つ1つコードを見返しても、どこに原因があるのか分かりません。とにかく最初からプログラムのエラーを探すために1つ1つ見直して、検証をしていくと「プログラムのコードの途中で全角スペースが入っていて、それが原因で全てにエラーが起きている」ということが分かりました。
このバグを見つけるのに、かかった時間は10時間です。そこでこの10時間はバグを潰すために必要だった時間で、生産性は1円もありません。
もちろん、エンジニアは自力でエラーを解決する問題解決能力は必須ですが、初心者の段階で、こうした膨大な時間を浪費してしまうと挫折に繋がってしまいます。
当然ですよね。初心者が「意味不明なエラーを自力で解決する」のは相当な至難です。
その時に痛感したことが「プログラミングの相談ができるメンターがいる重要性」です。
例えば、社内で上級レベルのエンジニアがいれば、相談に乗ってもらったり、エラー改善の手助けをしてもらえると思いますが、独学の場合はそんな環境や人脈はありません。だからこそ、ある程度のスキルや知識が身に付くまでは、エラーが起きた時に質問できる、相談に乗ってもらえる環境が必要だと思いました。
メンタル的にも「自分で頑張るけど、最悪のケースでは頼れる人がいる」という状況は圧倒的に安心できます。プログラミングで大切なことは、初心者の段階でいかに挫折しない環境や仕組みを作れるかだと思います。
というように、過去の自分を想定して、具体例を書くことで、共感される記事が出来上がります。
主張する→理由を伝える→具体例の文章テンプレを使う
先述しましたが、読者が読みやすい文章の型を必ず意識しましょう。
文章が書けない原因を解消する5つの型【文章が書けない初心者向け】で詳しくまとめていますが、読者の心を掴むには5つの型が基本原則です。
ライティングスキルを身に付けることは、人を説得する力に繋がります。
でも、多くの人は「人を説得できる文章なんて書けない」と悩むので、型を紹介します。
①主張する
②理由を述べる
③具体例を出す
④反論に対して解説
⑤主張の念押し初心者でも、この型で記事を書けば説得力ある文章になる。
— ヒロキ@株投資を極める連続起業家 (@hiroking10ten) April 29, 2019
①主張する
②理由を述べる
③具体例を出す
④反論に対して解説
⑤主張の念押し
文章を書く際は、必ずこの流れを利用していきましょう!
最初は大変ですが、努力は継続すれば慣れます
個人ブログでSEOに勝つために「読者の心を掴む文章を作りましょう」と言われても、急に書くことなんてできません。
もちろん、本記事で解説した3つのポイント
- 自分の言いたいことではなく、読者が知りたいことを書く
- 具体的な事例を必ず入れて、そこで読者の心を掴む
- 主張する→理由を伝える→具体例の文章テンプレを使う
に沿って記事を書く必要がありますが、大切なことは継続して記事を書き続けていくことです。
1回の記事で完璧に「読者の心を掴む記事」が書けるなんてありえませんが、100記事、200記事、300記事と書けば、自然に「読者の心を掴む記事の書き方」が身についていきます。
大切なことは「継続すること」です。
私自身は2018年8月から、毎日ブログの記事を書き続けていますが、徐々に読者の心を掴む記事を書くことができるようになりました。
それも、最初は1記事8時間くらいかかっていたのが、今では1〜2時間で書くことができます。
これも全てはコツコツと毎日継続して、記事を書き続けたことでスキルが伸びたからです。
もちろん、最初は猛烈に大変ですよ。
しかしながら、物事を継続するコツは毎日の習慣化にある【モチベーション維持の方法】で解説している通り、習慣にすればモチベーションに左右されることなく継続することができます。
ということで、本記事を読んで「企業のWebメディアにSEOで勝つ方法」が理解できたら引き続き、継続して記事を書いていきましょう。
行動に繋がらない知識は何の役にも立ちませんよ。
それでは、SEOをマスターしてブログで一緒に稼いでいきましょう!
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