- テックキャンプのカリキュラムってぶっちゃけどうなの?
- 受講すれば実践スキルは身に付くの…?
- 卒業後に稼げるエンジニアになるの…?
こんにちは、『プログラミングの王様』編集部のヒロキ(@pgm_osama )です。
本記事ではテックキャンプのカリキュラムについて、徹底解説していきます。
結論を先に述べると
TECH::CAMP(テックキャンプ)のカリキュラムで就職できるエンジニアのスタートラインには立てる。
しかし、企業の即戦力になれるかは別問題です。
私は2000年よりプログラミング学習を始めて、2005年よりIT企業の経営をしています。ITビジネスで稼ぎ続けて、今年で15年目になりました。
本記事を最後まで読めば、テックキャンプのカリキュラム内容と、卒業後に「即戦力のエンジニアとして就職できるのか?」が理解できるようになります。
逆に、本記事を読まずに他のプログラミングスクールを選んでしまうと、「稼げるエンジニアになるために遠回り」してしまう可能性もあります。
それでは、まず始めはテックキャンプ)のカリキュラムの内容から解説していきます。
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テックキャンプのカリキュラム内容を詳しく紹介
まずはテックキャンプのカリキュラム内容について解説していきます。
テックキャンプのカリキュラムは大きく分けて以下の3つになります。
- 基礎を学ぶカリキュラム
- 応用に展開するカリキュラム
- 個人開発をするカリキュラム
それぞれを解説します。
テックキャンプの基礎を学ぶカリキュラム
テックキャンプでは、まず始めにプログラミングの基礎」を徹底的に学ぶカリキュラムが用意されています。
- HTML/CSSでのコーディングの基礎
- Ruby/Ruby on RailsのWebアプリの基礎
- スクレイピングの仕組みなど
HTML/CSSなどの「副業でも稼ぎやすい」Web開発の基礎から、RubyといったWebアプリケーションの開発言語まで徹底して基礎から学べるのは素晴らしいと思います。
また、なぜか「キュレーションメディア」などを構築する際に利用するスクレイピングが学べるのも面白いですね。
そして、基礎カリキュラムが終了すると、必ずテストを受講して、合格しないと次の応用カリキュラムには進めませんので「基礎をマスター」することが最初の学習になります。
テックキャンプの応用に展開するカリキュラム
テックキャンプの基礎カリキュラムを終えると、次は「応用カリキュラム」です。
応用カリキュラムでは、Webアプリの開発を学習することができます。
ここから「一気に学習難易度も高くなる」ので大変ですが、ここを乗り越えると「実践で活躍できるエンジニア」に大きく近付くことができます。
学ぶ内容は以下の通りです。
- サイトに動きを加えるJavaScriptやjQueryのスキル
- データベースMySQLのスキル
- サーバー開発のAWSのスキル
- Webアプリ開発のRuby(Ruby on Rails)
- ソース管理のGit、GitHubのスキル
特に「サーバー環境のAWSを使ってインフラを構築して、その上で動くRubyでWebアプリをゼロから開発」するというカリキュラムは、企業案件の実践そのものです。
テックキャンプの個人開発をするカリキュラム
※2020年4月にテックキャンプではチーム開発のカリキュラムがなくなり「個人開発」となりましたのでご注意ください。
テックキャンプの最後のカリキュラムは「個人開発をする」カリキュラムです。
最終課題ではゼロからアプリケーションを作成し、自身で構築したサーバーを用いてリリースします。実際の業務ではアプリケーションのどの部分を担当するか分かりません。そのためにも、テックキャンプでWeb開発の全ての工程を身につけます。
個人開発では、自分の考えをアウトプットしていく実践的な学習です。
「勉強はしたけど、実際にプログラミングしようとするとわからない」といことがよくあります。
これを乗り越えることで、プログラミングスキルが本当の意味で身につきます。
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テックキャンプのカリキュラムをIT経営者が本音で評価
ここではプログラミング歴20年、IT企業の経営を15年やっている「経営者」としての立場から、TECH CAMPのカリキュラムについて本音で評価をしてみたいと思います。
記事の信頼性については14年間諦めずに努力して年収3000万達成【挫折の乗り越え方】をご覧ください。
テックキャンプのカリキュラムの良い部分
需要が多いWebアプリ開発のRubyを徹底して学べるのが良い。
ちなみにチーム開発や実務の現場では「作業管理」も重要になるので「Git、GitHub」を学べるのも評価できる。
さらに、個人開発で「ゼロからサービスを開発し、リリースまで経験できる」のも素晴らしい。
テックキャンプのカリキュラムの悪い部分
カリキュラム通りに学ぶので、自分で「0からアイデアを考えてサービスを開発する」というカリキュラムがない。
※「夜間・休日スタイル」のカリキュラムには「オリジナルサービス開発」が含まれています。
実際に企業にエンジニアとして就職(転職)するとなると「自分で考えて手を動かせる」自走力があるエンジニアスキルが求められる。
- 自分で考えて形にするスキル
- 分からないことがあれば自分でググって調べる
- 調べた解決策を試してみる
- それでも改善できない場合は、違う解決策を探す
- これをエンドレスで繰り返し問題解決にたどり着く
この自走力がないエンジニアは、いくら基礎スキルが身についていても、実践現場で活躍することはできません。
要するに「言われたこと」「与えられた業務」しかできないエンジニアではなく、自分で考えて動けるエンジニアが評価されます。
だからこそ、スクールのカリキュラム通りにサービスを開発するのではなく、自分の完全オリジナルのアイデアをWebサービスとして形にできる方が、エンジニアとしての価値もスキルも高まるわけです。
ただ、テックキャンプのカリキュラムで「オリジナルサービスの開発」がなくても、スクールは関係なく自分で空いた時間を使ってオリジナルのサービスを開発できれば問題ありません。
ちなみに、このオリジナルサービスの開発は、そのまま就職時にポートフォリオとして活用することができますので、この辺りはプログラミング初心者に必須のポートフォリオの作り方【経営者の本音】を合わせてご覧ください。
テックキャンプのカリキュラムを学習すれば即戦力エンジニアになれるのか?
テックキャンプのカリキュラムを受講することで、エンジニアとして就職(転職)後に、即戦力レベルになれるのか?というと、本音を言えば「それは無理」となります。
テックキャンプのカリキュラムを見る限りは、このカリキュラムを受講しただけでは即戦力なんて無理です。
なぜなら理由は以下の通りです。
- 実戦で活躍できる即戦力レベルの意味が違う
- テックキャンプのカリキュラムは普通
実戦で活躍できる即戦力レベルの意味が違う
テックキャンプに限らず、スクールを卒業後に「企業の即戦力になれる」とアピールされていたりしますが、そもそも「必要とされる即戦力」は企業によって異なります。
即戦力とは言葉の通り「企業が教育しなくても、即日から期待以上の働きをしてくれる」ことです。
長くIT企業を経営しながら、多くのエンジニアと関わってきましたが「いきなり企業文化や社風に溶け込んで活躍できるエンジニア」は、ほぼいません。
相当な実務経験やサービスの開発実績があるエンジニアでも、個別企業で異なる「Webサービスの内容」や「作りたいWebアプリ」をすぐに理解することはできません。
なので「テックキャンプのカリキュラムを勉強さえすれば、即戦力になれる」という、変な期待だけを抱えて勉強するのは無意味です。
テックキャンプのカリキュラムは普通
テックキャンプのカリキュラムの内容は総じて「悪くない」です。
必要最低限のスキルを学べるし、このスキルが身につけば「企業が欲しい人材」に短期間でなることは可能です。
それくらい必要最低限の学ぶべきスキルはカリキュラムの中に網羅されています。
ただ、カリキュラムの内容自体は「テックキャンプにしかない内容か?」というと、そうでもありません。
ぶっちゃけUdemyを見ながらでも同じ内容は学ぶことはできます。
» 【Udemyの感想】ユーデミーを受講して短期間でスキルを伸ばす方法
というか、テックキャンプの価値は「カリキュラム内容そのものではない」ということも、代表の真子さんは明言されています。
「ライザップと同じことに気づいてる」ホリエモンが絶賛したエンジニア養成スクールとは?では、
真子さん:プログラミング教育で一番大切なのは「最後までやり切らせること」だと考えています。なので、TECH::EXPERTでは“超短期集中”で“質問し放題”という、「誰もがやり切れる環境」を用意しているんです。
と、カリキュラムの内容ではなく、どこにでもあるカリキュラムを最後まで「やり切らせること」がテックキャンプの価値と言ってますよね。
プログラミングを短期間で集中して学習できる環境があって、挫折することなく最後まで学習を継続できることがテックキャンプを受講する最大のメリットです。
もちろんテックキャンプのカリキュラムをひと通り学習できれば、エンジニアとしては「十分に基礎スキルが身についている」状態にまで成長できます。
それ自体でもエンジニアとしては素晴らしく成長できているので就職するには問題ありません。
なぜなら「企業も即戦力だけを求めているのではない」からです。
企業は基礎レベルがあるエンジニアを確保したい
企業経営者としての本音をいうと「即戦力エンジニア」を最初から期待していません。
というか、即戦力レベルでなくても問題ありません。
なぜならプロジェクト毎に必要とされるスキルや言語、システムなどは変わるので、臨機応変に「入社後も成長してくれるエンジニア」を求めているからです。
会社に入社する
↓
新しい環境で準備を始める
↓
1ヶ月ほどは社内業務を理解する
↓
先輩エンジニアにサポートしてもらいながら理解を深める
↓
実務の案件に少しづつ関わる
↓
最終的に実務案件を1人で対応できるようになる
という感じでステップアップしてもらうことが重要です。
最初から「入社日から実務を1人で任せる」ような会社の方がヤバイですよね。
ということで、まとめるとテックキャンプのカリキュラムだけでは即戦力レベルはなれませんが、「企業が求めるレベル」にまでは成長できるので、就職(転職)はできます!ということです。
テックキャンプの受講を悩んでいる時間でスキルは身につきます
本記事では、テックキャンプ)のカリキュラムを詳しく理解したい人向けに「テックキャンプのカリキュラムを経営者視点で評価」していきました。
結論は
テックキャンプのカリキュラムだけでは即戦力レベルはなれませんが、「企業が求めるレベル」にまでは成長できるので、就職(転職)はできる
ですね。
いきなり即戦力レベルを目指さなくても、就職後に徐々にスキルを伸ばせばOKです。
それでは、最後に「新しい物事に挑戦する」上で大切なお話をして終わりたいと思います。
現段階では「本当にテックキャンプに通おうかな・・・」「自分には安くてオンライン型のスクールの方が良いのでは」など、色々と検討して悩んでいると思います。
もちろん、冷静に比較して「見極めること」は重要ですが、それ以上に注意があります。
それは「悩んでいる時間がめちゃくちゃもったいない」ということです。
先日に即行動で結果を出し続ける与沢翼さんが、すごく良いツイートをされました。
やろうかな?と思った事は最速でやった方が良い。辞めようかと頭をよぎった事も最速で辞めた方が良い。やろうと思い付いたのに理由なくちょっと待ってからと躊躇してその後着手しても良い結果はほぼ出ないと思う。辞めようかと思ったのにだらだら続けても時間の無駄。やる・やめるいずれも最速が正しい
— 与沢 翼 (@tsubasa_yozawa) February 26, 2020
今後の世界、優柔不断は圧倒的に不利過ぎる時代にて
過剰に言えば「遅い人迷う人」は死ぬと思った方が早い。実際に死にはしないが優柔不断の代償は思う以上に重く放置し後にどれだけ悪い状態に自分がなっても仕方はないとの覚悟だけは求められる。まず全力で「決める」事に意識を向けるのがよろしい。— 与沢 翼 (@tsubasa_yozawa) February 26, 2020
この言葉は「人生を変えるための本質」です。
- 自分はテックキャンプに通っても失敗しないだろうか・・・
- 60万以上の受講費を支払う価値があるのだろうか・・・
- 転職保証があるけど、本当に大丈夫だろうか・・・
色々とテックキャンプを受講する前に不安があると思います。
悩む気持ちも痛いほど理解できますが、事実として「悩んでいる間にスキルは身に付きます」ので時間がもったいないと思っています。
それこそTECH CAMPは、オンラインで受講可能な無料カウンセリングがあります。
悩むくらいなら、まずは無料カウンセリングを受けて、実際に「自分で不安点を質問」する方が、テックキャンプが良いかどうかを正確に判断することができます。
そこで「自分には合いそうにないな」と思えば辞めたら良いだけです。
無料なのでリスクはありません。
そもそも、あなたが悩んでいる数週間で、他の人がプログラミングスキルを着々と身に付けてエンジニアになっていますよ。
行動する前から悩むのではなく、実際に行動して「自分で確かめて」から存分に悩んでみてくださいね。
テックキャンプの受講費はどんどん値上がりしています
もう一点だけ補足です。
テックキャンプへの無料カウンセリング申し込みは、なるはやがベストです。
理由は副業やプログラミングが流行っていることから、プログラミングスクールを受講する人が急増しており、どのプログラミングスクールも値上げをしているからですね。
テックキャンプも実際に1年前より10万も値上げしています。
短期集中スタイル:498,000円 → 598,000円 → 648,000円
今後もITエンジニアの市場価値は高まり続けますので、こうしたプログラミングスクールの需要も増えます。そうなると、更なる値上げも十分に考えられますよね。
なので、行動は1日でも早く「少しでも興味がある」なら無料でできる範囲でも動いていきましょう。
それでは本記事は以上です。
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