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若者の物欲は消えていない【お金がないので他人の爆買いで疑似体験】

若者
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最近、欲しいものがありません。とにかく安定した収入があって、細々と生活できて、年に1〜2回は旅行とか行けたらOKです。
別にブランド物を欲しいとも思わないし、高級志向はないけど、それってダメなことなのかな?
もっとギラギラと上を目指す方が人生は成功するのだろうか?

この疑問を本記事で解決します。

 

本記事の内容まとめ
  • 若者の物欲は消えていない【お金がないだけ】
  • 物欲を満たした若者は幸せを感じれたのか?
  • このまま日本で消耗しても将来は明るくなりません

 

こんにちはヒロキです。

2005年にITビジネスで起業して稼いできました。最近は3000万ほど稼げるようになったので、稼いだお金を投資に回して資産運用をしています。

» 14年間諦めずに努力して年収3000万達成【挫折の乗り越え方】

ただ、昔から物欲がありません。そうは言ってもブランド物を買ったこともありますし、新幹線の移動でグリーン車に乗ったり、東京の高級物件に住んだこともあります。

 

しかしながら、ある程度の体験をしてみて思ったことは「物欲を満たしても幸せではない」ということでした。

そこで最近の若者の思考を見てみると「若者の物欲がなくなっている」という論調が多く見られます。

 

ということで本記事では「若者の物欲」について、自分自身の消費体験を交えながら、なぜ若者は物欲を手放したのか?について解説していこうと思います。

 

結論を先にまとめると

  • 若者は物欲を手放していない
  • 単にお金がないだけ
  • 物欲を他人の購買で満たしている
  • その役割をSNSやメディアが担っている

という内容です。

 

本質的に「ストレスがあるほど、お金を使う」という人間心理まで深掘りしていきますので、ぜひ最後までご覧いただければと思います。

 

若者の物欲は消えていない【お金がないだけ】

現代の若者から物欲がなくなったわけではありません。

インスタで友達が持っているものは欲しくなるし、USJやディズニーランドに行けば、無駄なグッズをたくさん買います。

バレンシアガのロゴだけの帽子も欲しいし、綺麗な写真が撮れる場所にも遊びに行きたい!

 

若者が手放した(させられた)ものはお金です。

それもそのはず!

今の若者は将来に希望なんて持つことができないからです。

  • 正規雇用で安心して働ける環境が少ない
  • 税金や社会保険料などの支払いは年々高くなる
  • 将来に給料が増えていくイメージができない

こんな生活の中で、物欲を満たす為にお金を使えますか?

 

昭和の時代は「将来はもっと収入が増える」とみんなが想像していた

若者が聞くと驚くかもしれませんが、自分たちの親世代の「いわゆるバブル経済」を体験してきた人たちは、「将来はもっと収入が増えていく!それも永遠に増えていく!」と本気で思っていたそうです。

それこそ、就職活動でも企業が新卒の奪い合いをしていたそうで、企業説明会に参加するだけで、かなりのプレゼントを受け取っていたそうです。

入社したら旅行プレゼントとかもあったそうですよ。

 

  • 終身雇用で年々給料は上がります
  • ボーナスもどかーんと支給します
  • 結婚して、一軒家を立てましょうね
  • 頑張って働けば生活が豊かになります

こんな価値観が世の中全体に広かっていたので、そりゃ「将来を考えずにお金も使う」と思います。

 

定年まで働けば退職金がもらえるので、それで十分に引退後は生活できる!
プラスで年金も支給されるので安泰!
それならボーナスで数百万円がもらえるなら、旅行に行ったり、豪華な家を立ててもローンを返済できるし、車も乗り換えできる!

消費がどんどん進むわけです。

 

正社員がゴールの若者の人生

このCMが普通に流れるあたりが時代ですよね。

正社員になることが人生の目的みたいになっていますが、これが現代の若者たちの価値観だと思います。

非正規雇用、ついに4割に」 という記事がありますが正社員の相対的な数は1980年代から並行性ですが、非正規雇用は2倍以上に膨れています。

今後も非正規の数だけが伸びていくはずです。なぜなら企業にとっては都合の良い労働力だからです。

 

そして、日本はアメリカと違い労働基準法で「正社員のリストラ」を強制することはできません。
つまり現時点で正社員で働く人は「現状の正社員という立場」にしがみつくので、新しく正社員になれる若者が必然的に減っていきます。

 

その余った若者たちの労働の行き先が、4割まで増えた非正規雇用です。

「いつでもリストラできる」非正規雇用で働く若者は、常にお金の心配を抱えたまま生きていきます。

 

物欲とか言ってる次元ではないということです。

そもそも日本人は勘違いしています。他国とは切り離された環境の中で、今でも「自分たちは世界の先進国だ」と思い込んでいます。

孫さんは明言していますよ!
» 日本はもはや後進国であると認める勇気を持とう

日本は「かつて豊かだった」のではなく、もともと貧しかったのだ。事実、日本の労働生産性の順位はこの50年間ほとんど変わっていない。昔から傑出した技術大国であったという自らの「勘違い」に向き合わねば、日本経済はトンネルを抜けることはできない

 

その通りです。

そもそも物欲旺盛で、消費に明け暮れていた時代が異常だっただけです。本来は経済的に、それほど豊かな国ではありません。

若者の物欲がなくなったのではなく、本来の経済レベルに戻ってきているだけなのかもしれません。

 

若者は物欲を他人の消費で誤魔化している

「では、若者は完全に物欲を失ったのか?」というと、そうでもありません。

いまだにTwitterやインスタでは、射幸心を煽るコンテンツが一般うウケしています。

 

  • 100万円をプレゼントします
  • ブランド物を買いました
  • 旅行に行きました
  • 美容エステをしています
  • 豪華レストランに行きました

結局のところ、こういうコンテンツが人気ウケします。

 

Youtubeでもヒカキンさんの買い物編などは人気ですよね。

こういう動画を見ているのは、若者たちです。

だから物欲や消費に興味はあるのですが、動画を見ることで「疑似体験」して、それで満足しているだけです。

 

テレビでも「芸能人の豪華な自宅訪問」や「金持ちの私生活」みたいな番組は視聴率が良いですしね。

 

「自分では買えないけど、買ってる人の映像を見て満足する」

これこそが、現代の若者の物欲を満たす新しい体験価値になっているのかもしれません。

 

「物欲がない」と言ってる自分の本音は、買えないことを認めたくないだけでは?

こうした時代背景を見て思うことがあります。

それは「物欲がない」のではなく、お金がないので他人の物欲を見て体験消費をしているけど、本当は自分も欲しいのでは?

でも買えないことを認めてしまうと、自尊心が傷つくので「物欲がない」と言って誤魔化しているのでは?

 

「一軒家?要らないよ!!!!」

» 参考:合理的な生き方をするとお金が貯まります【家や車の賢い買い方を解説】

そう言いながらも、10億くらい貯まれば、一軒家を建てようとしていないか?

こうした矛盾点も必ず若者の中には芽生えているはずです。

 

じゃ、思い切って消費をして物欲を満たせばどうなるのか?それで幸せになれるのか?

そこで私自身が過去に消費した物欲の果てに何があったかを解説します。

 

物欲を満たした若者は幸せを感じれたのか?

とにかく今は物欲がありません。

先日に旅行用で使うシャンプーとトリートメントを入れるケースが欲しかったので、100円均一で揃えました。

先述したように「買えないから物欲を消した」のか「もともと物欲がない性格」なのかは自分でもわかりませんが、過去にはブランド物を買いまくっていた時期がありました。

 

特に姉の影響で「ルイ・ヴィトン」が好きだったので、ヴィトンの靴やアクセサリーなどを買っていました。

ここは本音で話しますね。

 

ヴィトンは、やはり「さすが!」の一言で、購入時のお店での体験は洗礼されています。あたかも自分が「上顧客」で何者かになった錯覚を味わさせてくれます。

ヴィトンのスニーカーは20万円です。
ナイキの靴20足分です。

合計2足買いました。

クレジットカードを店員に渡して、支払いを済ませて、お店を出るまでの瞬間は気分が高揚します。

 

家に持ち帰り、玄関に買ったばかりの靴を並べます。

さすがに良い靴なので雨の日は履けませんので、晴天を待ってヴィトンの靴デビューです。

街に履いて出かけます。気分は高揚しています。

ただ・・・・2時間ほど歩くと、猛烈に足が痛くなってきました。そこで気づきます。

「スニーカーって、やっぱりナイキかアディダスが最強やん」

 

そのヴィトンのスニーカーは今では靴箱の奥で眠ったままです。

 

多分、根っからのセレブな金持ちは、ヴィトンやエルメスなどの高級ブランドの靴や服しか着たことがないので、それが当然なんだと思います。最初から突き抜けた金持ちは異次元の生き物です。

「ナイキって何ですか?」という人たちも存在します。

 

ただ、自分のように「それほど裕福でもない人間」が背伸びをしてブランドを買っても違和感しか感じれません。

物欲を満たした先にあったのは「身の程を知る」という人生の教訓でした。

 

ストレスが増える人ほど消費が進んでしまう【購買心理学より】

人はストレスを感じるほどに、お金を使って購買する消費行動に走りやすくなります。

心理学として証明されています。

 

例えばタバコに書かれた禁煙の警告表示。

わざわざタバコを好んで吸う人に対して「タバコを吸うな」と言ってるような警告表示です。

しかし、この警告表示は「喫煙家の健康」を心から願っているものではありません。

喫煙は、あなたにとって肺気腫を悪化させる危険性を高めます。

と伝えることで、わざとストレスを与えて、余計にストレス解消のためにタバコを多く吸わせる効果があります。

 

他にも、昼のワイドショー!わざわざ芸能人の不祥事や事件ばかりを報道します。

これも視聴者にストレスをあえて与えています。こうして気分が悪くなるような報道を見せてストレスを与えた直後に、テレビCMです。

「消費しやすい心理」を作っておいて、CMを流すことで効果を増大させます。

 

仕事のストレスが溜まった帰りに、衝動買いをしてしまったことはありませんか?ビールを飲みすぎたり、食べすぎたりしたことはありませんか?

全ての消費はストレスによって増加します。

 

もしかしたら、私に物欲がないのはストレスそのものが無いからかもしれません。

 

日々の生活の細かなストレスを省ける消費はOK

ただストレスを除去するための消費が全てNGかというとそうでもありません。

家賃が安い家に住むと、隣住人との間の仕切り壁が薄くて生活音が漏れてきます。
こうなると毎日がストレスです。

私の場合は朝の髭剃りがクソ面倒だったので、脱毛サロンに通ったことで、今ではヒゲそりから解放されました。
この脱毛サロンには7万円を支払いましたが、ぶっちゃけヴィトンのスニーカーよりも費用対効果は高くて、人生における幸福度も高まりました。

 

日常の小さなストレスを無くせる物、体験にはお金を使うべきです。

 

「最近太っていて、痩せたいけど自分では無理!」という場合は、割高になるけどパーソナルトレーナーにお金を支払うべきです。

太っているというストレスを除去できるならお金を支払う価値があります。

 

このまま日本で消耗しても将来は明るくなりません

日本の将来は明るくはないです。

消費税は上がるし、給料は増えないし、社会保障も限られてくる。

子供は減って、高齢者は増える。高齢者が事故を起こしたり、貧困から犯罪に向かう事件も多発するはず。

今の若者に拠出される年金は期待できないし、SNSでも他人を批判するばかりで国民総監視の時代になっているようで息苦しさが増しています。

 

つまり、包み隠さず言うと若者の未来は明るくないです。

このまま、大人たちが作った仕組みの中で黙って生きていると、搾取されるだけです。

それでは、どうすれば良いのか?

 

答えは「知識をつけて行動する」だけです。

会社に所属するだけでは給料は伸びませんよ!
会社の給料が1万円増えるのは何年後ですか?それに期待してひたむきに努力して、黙って仕事を頑張りますか?

それよりも「個人で稼ぐ方法」を勉強して、知識を身につけて副業をする方が、すぐに稼げますよ。

 

全ては知識と行動です。

ということで、暗い話になりましたが、この記事が「若者が一度きりの人生を幸せに生きれるヒント」になれれば幸いです。

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました!

 

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ABOUT ME
ヒロキ【IT企業の経営者、株式投資家】
2005年にITビジネスで起業。経営者14年の間に培ったITスキル(プログラミング・Webマーケティング)を活用して、個人が稼げる情報を毎日発信中。 上場企業のWebマーケティングを行いながら、様々な企業のプログラミング案件を受注して稼いでいます。 現在は本業と合わせて、株式投資も行い資産を運用中。 Twitterでは株式投資についてのみ発信しています。
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