でも、なぜか将来への不安が漠然とあります。会社から突然、終身雇用はできない!といった通知もありそうで、そうなると一気に人生は真っ暗になる。
今更、他の会社へ転職もできないし、どうすれば良いのでしょうか?
この疑問にお応えします。
- 終身雇用の仕組みが崩壊する理由
- 終身雇用が崩壊した時代では市場価値の高い人間になろう
こんにちは『プログラミングの王様』編集部のヒロキ(@pgm_osama )です。
終身雇用という旧時代の「安心設計」に魅力を感じないので、2005年に自分で起業して稼ぐ力を身に付けてきました。
その結果、自分の力だけでも稼げるようになったので、ある意味で人生は安定しています。
そこで先日、以下のツイートをしました。
トヨタ社長が「限界発言」終身雇用の継続は難しいとの認識
日本1の時価総額企業TOYOTAが言うから重みがある。
終身雇用の崩壊は実はすでにかなり進んでいます。
そもそもスキルも経験もない新卒を正社員採用する制度が異常。大企業だから安泰は昭和の価値観でしたね。
— ヒロキ@株投資を極める連続起業家 (@hiroking10ten) May 22, 2019
http://news.livedoor.com/article/detail/16452977/
トヨタ社長が「限界発言」終身雇用の継続は難しいとの認識日本1の時価総額企業TOYOTAが言うから重みがある。
終身雇用の崩壊は実はすでにかなり進んでいます。
そもそもスキルも経験もない新卒を正社員採用する制度が異常。
大企業だから安泰は昭和の価値観でしたね。
令和に入り、ついに大企業も本音を言わざるおえなくなりましたね。
そこで本記事では「日本の旧来の雇用制度の崩壊理由」と若者向けに、安定した人生を手に入れる新しい働き方について、IT企業2社を経営する連続起業家の視点から解説していこうと思います。
終身雇用の仕組みが崩壊する理由
日本でもっとも時価総額(企業価値)が高い企業のTOYOTAが発言したことに大きな意味がありますね。
さらに日本の大企業を集めた経団連の中西会長も経団連・中西会長「終身雇用は制度疲労」改めて持論展開の記事で「終身雇用について制度疲労を起こしている。終身雇用を前提にすることが限界になっている」と改めて持論を展開しています。
こうした背景の理由は簡単ですよね。
大企業は社員を大勢抱えています。
もちろん、彼らの給料という固定費が常に必要になりますが、その固定費を支払うための売上げが少しでも停滞してしまうと、この仕組みを成り立たせること自体が困難になるからです。
では、冷静に現代の市場を見てみると、大企業が生み出した商品やサービスでヒットってありますか?世の中の大半の人が欲しいと思えるものってありますか?
それこそ昭和のバブル期、高度経済成長期には右肩上がりで伸びる売上げに対して、供給するための社員数も必要でしたが、今は時代が完全に変化しました。
昭和、平成、令和と、終身雇用はよく持ちこたえた方です。
現時点でも自分もヤバイと思えない人の将来はオワコン
こうしたTOYOTAや経団連の発表を見ても「自分は大丈夫だろう」と現実逃避してしまう人は残念ながら、問題の先送りをしているだけなので10年とは言わず、2〜3年後に崩壊が待っているので、どうぞその時になって受け止めてください。
東芝の営業利益は60%近く減っています。銀行の業績がどこもピンチなのは銀行の株価を見れば分かります。
そもそも大企業は対策として、AIやロボット化による人員削減に取り組み始めています。
会社に忠誠を誓う世代ほど足切りの対象です
大企業は一生安泰ではない理由と効率的に人生を安定させる2つの方法でも詳しく解説していますが、近い将来、多くの会社で人員リストラが爆進します。
なぜなら、現代はインターネットを活用して「個」が活躍できる時代です。
たった1人でも知識とスキルがあれば、年間1億の売上を作ることも可能です。
そんな時代の流れの中で企業の生き残りに求められるのは「機動力」です。
変化の激しい時代のニーズに合わせて、日々変化しながら対応することです。
だからこそ大量の社員を抱える大企業ほど、現代の市場は不利になってしまいます。当然、企業は生き残りを掛けて無駄な人員をどんどん削減していくしかありません。
その足切りの対象となるのが、40代以降の世代です。
こうした大企業が45歳以上のリストラをすでに開始しています。
早期退職というのは、柔らかい言い方ですが「クビ宣告」ですね。
このタイミングで、信じていた終身雇用が崩壊されると、家族の生活や住宅ローンを抱える40代以降の世代の人生は一気にオワコン状態に突入です。
そもそも「会社に忠誠を誓えば人生安泰」みたいな宗教観で思考停止して生きてきたツケが来た感じですね。
残念ですが自己責任でもあります。
この辺りの考え方は【衝撃の真実】会社の仕事をどれだけ頑張ってもサラリーマンは報われない理由も合わせてどうぞ。
新卒の一括採用という制度も崩壊する
日本の雇用制度において一番意味不明なのが、新卒の採用です。
この新卒採用の制度も今後確実に崩壊します。
理由は単純です。論理的に解説しますが以下の流れです。
- 日々変化する時代のニーズに合わせて企業も変化が必要
- そんな時代背景の中でスキルも知識もない大学生は戦力にならない
- 育てている間に時代は変化するので適応できない
- それよりもスキルと知識を持った即戦力を採用する方がメリットがある
- そもそも新卒の一括採用は終身雇用とのセットなので崩壊する
という感じです。
それこそノースキルの学生を採用して、その企業でしか使えないスキルを身に付けて育てている間に世の中は変化します。そもそも育てた旧来のスキルが役立つ保証もありません。
そもそも新卒の正社員一括採用をやっているのは日本くらいです。完全に高度経済成長期の流れがいまだに残っているオワコン状態です。
だからこそ若い世代にはチャンスがある
終身雇用が崩壊して、40代以降の思考停止で企業にしがみつくだけで高い給料を貰えていた世代がリストラされると、当然ですが若い世代にチャンスが広がります。
会社を経営する社長の立場で本音を言うと、若いから給料が低くてOK!年齢を重ねると給料をたくさんあげないといけない!という制度は合理的ではありません。
それは給料を受け取る労働者の言い分ですよね。
会社としては「企業に利益をたくさん提供できる人材には高い給料」が正当です。
若くても会社の利益拡大に貢献するならたくさん給料をもらって当然だし、会社に何の役にも立てていないのなら高齢でも低い給料です。
今後は年配世代がどんどんリストラされていきます。
若い世代にとっては実力があればチャンスが広がります。
まとめると、令和の時代の働き方は「年齢ではなく実力で評価される」時代です。
稼ぐスキル、知識、経験がある人はどんどん収入が高くなります。
同時に、他社からも「うちで働いて欲しい!今の給料の2倍出す」といった好条件で市場価値の高い人材にもなります。
逆に、今の会社でしか働けない人の市場価値は低くなるので、受け取れる給料は低くなって当然です。
収入格差も今後は大きな社会問題に発展するでしょう。
終身雇用が崩壊した時代では市場価値の高い人間になるしかない
終身雇用が崩壊した令和という時代で、人生を安定させる方法は1つしかありません。
それは「市場価値の高い人材」を目指すことです。
市場価値が高い人材の意味
市場価値が高い人材を言い換えると、どんな業種業態でも成果を出せるスキルと知識が豊富な人材です。
分かりやすく解説すると
- 他社からヘッドハンティングの声がかかる人材
- 知人の起業に役員として声がかかる人材
- 自分で起業して個で稼げる人材
- SNSなどでフォロワーが多い人材
という感じですね。
つまり「ビジネスで利益を出すために、必要不可欠な人材になる」ということです。
逆にオワコンな市場価値のない人材とは
あなたは下記のような市場価値の低い人材になっていませんか?
- 上司やクライアントに媚を売らないと仕事が取れない人材
- 残業代をもらわないと生活費が稼げない人材
- 自分が生き残るために必死に会社にしがみつくだけの人材
40代以降の世代はこういう人が多いですよね。
自分にスキルや知識がないからこそ、生き残るために必死に媚を売ったりしないといけないのも理解できますが、若い世代にとっては、こういう生き方はナンセンスですよね。
そもそも上司に媚を売ったり、気分が乗らない飲み会に出ている時間すら無駄ですよ。
やるべきことはシンプルです!
市場価値の高い人材になることです。
この辺りの考え方については仕事の付き合いの飲み会を断る人が勝ち組になれる時代【無駄は省く】もご参考ください。
市場価値の高い人材になるために無駄なことに時間を使うな
基本的な思考としては、合理的に実利主義で生きましょう!
上司との飲み会に実利はありますか?
意味もなく毎週の定例で集められる会議に実利はありますか?
毎朝、わざわざ通勤ラッシュの中で会社に向かう実利はありますか?
令和という時代の中で、すでに時代錯誤は大きいですよね。
自分たちの親の世代では、こうした働き方は正解だったと思います。
郊外に一軒家を建てて、満員電車に乗って会社に向かい、仕事終わりは飲み会に参加して上司やクライアントとコミュニケーションを取る。
無駄な会議をしても、世の中の成長スピードも遅かったので成立した。
こうして時代の成長と合わせて、自分の人生も波乗りすれば終身雇用で定年まで逃げ切れたわけです。
この昭和時代の価値観を「終身雇用」という自分たちに都合の良い言葉だけを未だに活用して、時代の変化から目を背ける人たちの将来はオワコンでしかありません。
繰り返しますが、市場価値の高い人材を目指しましょう。
そのために残された時間は、ほとんどありませんよ。
ということで本記事をまとめます。
終身雇用は大企業も崩壊を認め始め、今後は政府もリストラの緩和など大企業が有利な政策を進めるはず。
つまり40代以上の強制リストラは加速します。
そんな時代の中で、個で稼げる人材、市場価値の高い人材は年齢に関係なくチャンスが広がります。
現状で「終身雇用で安全」と現実に目を背けるのではなく、市場価値の高い人材になるために自分で考えて、自分で情報を集め、そして行動してみましょう。
もし現時点で、将来に不安が大きいサラリーマンは、まず小さくても良いので行動しましょう!副業を始めるとか、新しいスキルを身に付けるのもOKです。
今、どんな種まきをしたかで、未来に出る目が変わります。
行動しましょう!
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