近頃はIT人材をさらに育成する必要性が叫ばれています。これからの時代に生き残るために、プログラミングを勉強してITエンジニアに転職したいとお考えの方は多いはず。
しかし、独学でプログラミングにチャレンジしたけれども、難しくて挫折してしまった方はいませんか?
そんな方には、オンラインのプログラミングスクールをおすすめします。この記事では最新情報をもとに、人気のオンラインプログラミングスクール6校をご紹介いたします。
オンラインプログラミングスクールのメリット・デメリット
一般的に、プログラミングスクールには教室に通学するオフライン型と、インターネット経由で指導を受けるオンライン型があります。
ここからは、オンライン型のプログラミングスクールのメリットとデメリットについてご紹介します。
メリット
まず、オンラインプログラミングスクールのメリットを2点ご紹介します。
時間や場所を問わない
メリットの1つ目は、デバイスと通信環境だけあれば、自宅でも図書館でもカフェでも、時間や場所の制約を受けずにプログラミングの勉強ができることです。重いテキストやPCを抱えて、時間と交通費を割いて通う必要はありません。オフライン型のスクールでは数か月通わなければならず、その移動時間は相当なものになります。
しかし、オンラインならこうした時間を有効活用できるかもしれません。
また、東京などの都市部ではオフライン型のスクールもたくさんありますが、地方にお住まいの方はオフライン型では選択肢が限られてしまいます。オンラインスクールなら、住む場所に関わらず都市部と同じクオリティーの授業を受けられるのでおすすめです。加えて現在は、新型コロナウィルスの影響もあり、密を避けて自宅で受講できるオンラインスクールが人気を集めています。
さらに、オンラインスクールは朝早くから夜遅くまで質問に対応してくれることも多いので、モチベーションが高まったタイミングで、効果的・効率的に学習を進められるでしょう。
また、分かるまで動画を一時停止したり繰り返し再生したりできるところも、自分で学習を進めたい方にはポイントですね。
費用が安い傾向がある
メリットの2つ目は、比較的費用が安いことです。オンラインスクールは教室を構える必要がなく運営経費が安く済みます。
また、通学の必要もないので、交通費も安く抑えられるでしょう。
さらに、オフィスなどの場所代が削減できる分、学習教材の質が高いという声もあるようです。コツコツと続けてみたい方や、まずお試しでやってみたい方は、リーズナブルなオンラインスクールから始めてみるのがおすすめ。
デメリット
次に、オンラインプログラミングスクールのデメリットを2点ご紹介します。
質問の回答が得られるまでに時間がかかる
デメリットの1つ目は、質問にすぐに回答が返ってくるとは限らないことです。オンラインスクールでは普通、受講者が質問できる窓口があります。
しかし、窓口が混雑していたり、真夜中だったりすると、回答が返ってくるまで時間がかかるでしょう。回答がすぐに来ないと、勉強の進行が滞りがちになり、やる気も削がれてしまいかねません。待ち時間はとりあえずできることから勉強を進めておくと、モチベーションを落とさずに能率を高められるでしょう。
モチベーションの維持が難しい
デメリットの2つ目は、そのモチベーションを維持することが難しいことです。指導者がついている分、独学に比べるとオンラインスクールは続けるハードルが低いのかもしれません。
また、オンラインスクールはどうしても自分一人、もしくはメンターとの一対一になりがちで、スクールの同期と一緒に学習を進められないことも理由の一つです。もし自己管理が難しそうな場合には、通学型のスクールを選びましょう。自宅環境は誘惑も多いので、必ず身につけるという意志が必要です。
<おすすめ>オンラインプログラミングスクール6選
ここからは、おすすめのオンラインプログラミングスクールを6つご紹介します。
一口にオンラインスクールといっても、その特徴や学べる言語は異なります。まずは自分が作りたいサービス、目指しているキャリアなどを明確にして、それに合ったスクールを判断しましょう。
DMM WEB CAMP
DMM WEB CAMPではHTML・CSS・JavaScript・jQuery・Rubyなどの言語が学べます。コロナ前は東京と大阪の通学限定でしたが、現在は全コースと転職サポートがオンライン対応しています。基本的に受講はオンラインで、メンター常駐の教室が開放されており、勉強や交流ができるハイブリッド型が特長のスクールです。
また、DMMグループならではの強みとして、豊富で多様なエンジニア求人があります。受講生の大半はプログラミング未経験スタートですが、高確率でIT業界へ転職成功している実績もあります。
なお、DMM WEB CAMPの「転職コース専門技術講座」は、経済産業省の「第四次産業革命スキル習得講座」として認定されています。同時に、厚生労働省指定の「専門実践教育訓練給付制度」の対象となり、条件を満たすと受講料の最大70%(限度額56万円)の金額が教育給付金として国から支給されます。経済的補助を受けながら、エンジニアのキャリアにつなげたい方におすすめのスクールです。
Code Ship
Code Ship(コードシップ)は、HTML・CSS・JavaScript・Ruby・PHP・Python・C#などモダンなプログラミング言語や、Bootstrap・jQuery・Rails・WordPress・Laravel・Flask・Unity・React.js・Vue.js・Node.jsといった開発フレームワークを、実際に開発する実力がつくまで学べるスクールです。講師は現役エンジニアで、無料の期間延長制度があるので、最新言語を納得がいくまできちんと学べます。
POTEPAN CAMP
POTEPAN CAMP(ポテパンキャンプ)は、高いエンジニア転職成功実績を誇る、完全オンライン型プログラミングスクールです。
特長は、プログラミングスキルを身に付けるため、基礎カリキュラムとは別の実践的な課題制作とレビューに力を入れている点です。実践的な課題には、「じゃんけんアプリ」「スケジュール管理サイト」「ECサイト」などのWEBアプリなどがあります。作成後はプロのエンジニアがレビューしてくれます。基礎カリキュラムは、既成のプログラムを読みつつ改善するものが中心で、現場で起こる対応力が養えるでしょう。ちなみに、言語はRubyに特化しているので、WEBサービス開発の実践的な力が身に付けられます。
なお、技術的な質問は毎日10時から23時まで、学習進行上の不明点のサポートは平日10時から19時まで受け付けています。
ただ、メモリが8GB以上のMacの所有が条件となっているので、入会を希望する方は準備する必要があります。
CodeCamp
CodeCamp(コードキャンプ)では、オンライン完結で1レッスン40分のマンツーマン指導が受けられます。学べる内容は、WEBサイト制作・WEBデザイン・WEBアプリ開発・Android/iOSアプリ開発などです。プログラミングスキルは最新状態にアップデートしていく必要がありますが、CodeCampでは修了後の自走力を磨くことを指導の方針としています。そのため、修了後の学習姿勢やマインドも身につくでしょう。
なお、レッスンの受講時間は365日7時から23時まで、チャットでのサポートは7時から23時40分まで可能です。料金は2か月プラン(20レッスン)では、入学金が33,000円(税込)、受講料が165,000円(税込)と、コストパフォーマンスにも優れています。難易度の高い課題を、しっかり指導してくれるメンターと一緒にクリアしたい方におすすめ。
COACHTECH
COUCHTECH(コーチテック)は、フリーランスでの独立を目指す人に特化したオンラインプログラミングスクールです。特長は、受講生個々のスキルレベルやニーズをヒアリングして、最適なカリキュラムをオーダーメイドで作成してくれる点です。
コーチは専属の現役エンジニアのため、技術的な不明点に答えてくれるだけでなく、モチベーションを高めながら継続的にサポート。なお、サポートの受付時間は9時から21時までで、30分以内の回答率98%を誇っています。質問できる回数の制限はないので、安心して学習を進められますね。
加えて、プログラミング未経験の方でも、同じ目的の仲間と一緒に勉強する基礎学習期間があることも、おすすめのポイントです。
TechAcademy
TechAcademy(テックアカデミー)は、オンライン完結型で10万円前後から受講できる、コストパフォーマンスが高いスクールです。1週間の無料体験から始められます。
TechAcademyは2020年10月から、厚生労働省の教育訓練給付講座に認定されたため、最大70%・上限56万円が補助されます。また、学べる言語の種類も、Java・Ruby・Unity・SQL・PHP・C#・アプリ開発など豊富です。
ちなみに、受講生が全員受けられる「TechAcademyキャリア」では、IT業界への就職・転職支援サービスが用意されています。また、「TechAcademyPro」という特別コースでは、講座修了後半年間、内定を取れるまで面談ができ、内定を取れなかったら受講料は全額返還されます。
オンラインプログラミングスクールの比較ポイントは?
では、これらのオンラインプログラミングスクールの中から、どのように自分に合ったものを選べばよいでしょうか。ポイントを3つ解説します。
サポート窓口の対応時間
1つ目のポイントは、疑問点をその都度質問できるなど、サポート体制の充実度です。プログラミングの勉強で挫折する一番の原因は、詰まったときに質問できる人がいないことです。
いつでも、すぐに、何回でも対応してくれるサポートがあるかどうか、比較してみてください。
講師のスキル
2つ目のポイントは、講師の持つスキルです。
そのスクールの修了生や学生アルバイトの講師では、スキル面などでやや不安が残ります。簡単に講師になれるスクールではなく、選りすぐりの優秀な講師だけが在籍しているスクールを選択したいですよね。
現役エンジニアの講師が在籍している場合、実際の現場で役に立つスキルやノウハウを持っており、質の高い指導が受けられるため、おすすめです。
キャリアサポートの内容
3つ目のポイントは、修了後のキャリアについて十分なサポートがあるかどうかです。
プログラミングスクールを修了したての未経験者が、よい条件の仕事に就くためには、キャリアサポートの力が必要不可欠でしょう。あくまでプログラミングスクールに通うことは目的ではなく、長いキャリアのスタートラインに立つための手段にすぎません。
スクールの公式サイトやインターネット上の情報などを比較して、修了後の満足度を比べてください。
まとめ
この記事では、人気急上昇中のオンラインプログラミングスクールについて解説しました。今やインターネットの発展によって、志があればいつでもどこでも、安く勉強ができる時代です。
そして、身に付けたプログラミングのスキルは、きっと一生ものの大切な財産になってくれるでしょう。スクールの中には無料体験できるものも多いので、まずはそこから始めてみてはいかがでしょうか。