プログラミングスキルという付加価値がある方が、今後の人生において仕事の幅も広がると思うし、収入アップにも繋がると思いますが、社会人になってからでもプログラミングスキルを身につけるメリットやデメリットがあれば教えてください。
この疑問にお応えします。
- 社会人がプログラミングを学習すべき理由
- エンジニアではない社会人がプログラミングを学習する方法
- 社会人がプログラミングスクールに通うメリットとデメリット
- まとめ:社会人は今すぐプログラミングを学び、付加価値を付けて収入を増やそう
こんにちは、『プログラミングの王様』編集部のヒロキです。
2005年に何も知識もスキルもない状態から起業して、全て独学でプログラミングやデザインスキルを身につけてきました。
しかし「最初からエンジニアになろう」と思っていたわけではなく、プログラミングスキルの習得に関しては「他のエンジニアとのコミュニケーションを円滑にできる程度でOK」と割り切り、あくまでプロデューサーやディレクターといった立場で必要なスキルだけを学習してきました。
そんなバックグランドの私が「エンジニアではない一般の社会人が、年齢に関係なくプログラミングスキルを学習すべき理由」と、オススメのプログラミング学習法について、実体験を交えて解説していこうと思います。
3分ほどで読める内容ですので、最後までご覧ください。
社会人がプログラミングを学習すべき理由
2016年にスポーツ系アプリの開発のために「アプリ開発ができるエンジニア」と「サーバー周りのインフラ開発ができるエンジニア」を探していたのですが、その際に日本の慢性的なエンジニア不足を体感しました。
とにかく「エンジニアがいない」という状態です。
経済産業省のレポート「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果を取りまとめました」によると、IT業界における人材不足は2020年に約37万人、2030年には79万になる見込みとのこと。
こういった状況だからこそ、プログラミングスキルを身につければ収入がアップするのでは?と考えるのは安易な考えとなってしまいます。
なぜなら、エンジニアとして仕事を請けることができるプログラミングスキルが全くない0の状態から、エンジニアで転職するのは現実的には難しく、学習するにしても最低半年以上の時間もかかってしまうからです。
結局、スポーツ系アプリはカンボジアで低コストで開発できました
話を戻すと、2016年当時に大規模なサービスをアプリでリリースする為に、私自身は日本国内でエンジニアを確保することを諦め、カンボジアでアプリの開発をすることに決めました。
日本国内で優秀なエンジニアを雇用するには、最低でも月給100万円が必要です。
そんな国内状況の中、東南アジアには低コスト(約5分の1)で優秀なエンジニアをたくさん雇うことができます。彼らは英語をネイティブに喋り、当然ですがコミュニケーションは丁寧です!
毎週のスカイプ会議でも問題なく進捗報告を行い、日本人の完璧主義な性質までも理解して、最後までとことん付き合ってくれました。
日本人エンジニアよりも優秀で、コストが低い彼らと「プログラミングというスキル」だけで競争することは、日本人にとって現実的ではないと実感した出来事です。
社会人にプログラミングスキルが必要なのは、プロデューサー視点を持つため
そんな時代背景の中で、いかに日本国内や、海外の優秀なエンジニアと協業しながらインターネットを活用してサービスに付加価値を付けることができるのか?
こういったプロデューサー視点のスキルこそが、これからの時代では社会人に必要になってくるはずです。
その為にも、エンジニアではない社会人がプログラミングスキルを身につける価値が重要になってくるということです。
エンジニアではない社会人がプログラミングを学ぶ3つの理由
エンジニアではない社会人でもプログラミングスキルを学ぶべき理由が3つあります。
エンジニアじゃなくても、プログラミングの知識とスキルはあった方が絶対に良い。
特に社会人になってからでも身に付けるべき理解は
1️⃣外部エンジニアと対等に会話できる
2️⃣開発委託の場合に適切なディレクション可能
3️⃣サービスリリース時にプロトタイプを自作できるhttps://t.co/8S6Tr6QxUs— hiroki【お金を稼ぐ心理学】 (@hiroking10ten) 2018年12月12日
上記のツイートの通りです。
- 他のエンジニアと技術的な会話ができる
- 開発委託の際に要件定義や見積もりなど適切なディレクションができる
- 新たなサービスの際に自分でプロトタイプを作れる
他のエンジニアと技術的な会話ができる
実際に、細かいコーディングをする為のプログラミングスキルがなくても、Webやアプリ開発の基礎知識を身につけることで、エンジニアに対しての指示出しが的確になり、コミュニケーションコストを大幅に下げることができます。
また、要件に対してエンジニアが出してきた工数(開発日数)が妥当なものか?見積り金額は適正か?といった内容も把握することができます。
基本的にエンジニアは、技術的に難しい案件に対して「簡単にできるでしょ?」と安易に指示出しをする人間を嫌います。要するに、要件定義ができない人を相手にしてしまうと「前日に言ってたことが急に変更されて、納期だけ変わらない」といったエンジニアの負担ばかりが増えることが往々にしてあるからです。
このあたりは、サッカー日本代表の本田圭佑さんが、投資家でありながらも「ITのサービスに投資するということは、開発するエンジニアの気持ちを理解できないといけない!だからW杯後から1日10時間はプログラミングの学習をした。」という素晴らしい言葉を残しています。
サッカー日本代表の本田圭佑、プログラミングの勉強を1日10時間やってる (日刊スポーツ)
https://t.co/LGw4nmbhSv
サービスを開発するエンジニアと共通言語で話せるということは
- コミュニケーションが円滑になる
- 思った通りの開発ができる
- 結果的に開発コストを大幅に下げることができる
といった多くのメリットがあるということです。
開発委託の際に要件定義や見積もりなど適切なディレクションができる
Webサイトの作成やアプリ等の開発業務を外部の企業やフリーランスに委託する場合に、プログラミングスキルがあれば、適正な要件定義を作ることができます。
その結果、正しい要件定義がはじめにあれば、正確な見積もりを委託先も出すことができます。
開発案件で一番の問題は「とにかく、どうなるか分かりませんが開発を進めてください」といった大雑把な指示を出してしまうことです。
社会人でもプログラミングスキルを持っていれば、適正見積もりを出してもらうことができるのと同時に、無駄な工数削減も可能となるので、思い描いたディレクションができる確率が飛躍的に向上します。
新たなサービスの際に自分でプロトタイプを作れる
最後に、プログラミングスキルがあれば、簡単なWebサイトやサービスであれば個人で作り上げることができるようになります。
何か大きなサービスを作ろうとした際に「まずはプロト版をリリースしてみて、ユーザーの反応を確かめる」といったことを最小コストで行うことができます。
近年は「事業計画を作る時間があれば、プロトタイプをリリースして反応が良ければ拡大しよう!」といった考え方がスタートアップでは主流です。
自分でプロトタイプが作れるスキルがあるだけでも、今後のビジネスの展開において大きなメリットになることが実感できるはずです。
社会人がプログラミングを学習する最適の方法
一般の社会人がプログラミングを学習するためには以下の2パターンがあります。
- 独学で学習する
- プログラミングスクールで学習する
特に近年では独学でも、Webサービスが充実しているので基礎知識を学習することができます。
無料のオンラインサービスで独学する
「3分動画でマスターするプログラミング学習サイト」のドットインストールなら基礎知識は無料で学習することが可能です。
※月額980円のプレミアムサービスに加入すれば、ソースコード閲覧や中級以上の動画の閲覧などのオプションが利用できますが、初心者は無料版のみでOKです。
こうした無料サービスで基礎スキルを身につけた後に、プラスアルファでスキルを深掘りしたい人はオンライン学習サイトのUdemyもオススメです。
空いた時間にスマホでも閲覧できて、1本あたりの講座価格も1900円とお得です。
この辺りの無料学習に関しては【0円で学習】プログラミングは基本無料で学べる時代【収入を増やす為の自己投資】で詳しく解説していますので、合わせてご覧ください。
プログラミングスクールで学習する
プログラミングのスキルを効率的に身につける為には、プログラミングスクールに通うという選択肢もありです。
スクールであれば、メンターが付くので技術的な不明点や、学習で理解ができていない部分の相談相手になってくれます。こういった「壁にぶつかった時に相談できる人がいるかどうか?」はプログラミング学習の最大のメリットです。
ほとんどの人が、この部分で挫折してしまいます。
» 参考:プログラミング学習で挫折する人の共通点と3つの解決策【効果大】
また、プログラミングスクールであれば、効率的にスキルを習得できるようにカリキュラムが体系化されているので、初心者でも最短最速でプログラミングの知識とスキルが身に付くようになっています。
独学の場合は、どうしても自分で学習する順番などを決める必要があるので、こうした体系化されたカリキュラムに沿ってスキルを学ぶことは時間短縮にもなります。
こうしたプログラミングを効率的に学習できるスクールが近年は増えてきましたが、その中でも特にオススメできるスクールを3つ紹介します。
- TechAcademy ※1週間のプログラミング無料体験あり&転職サポートあり
- TECH::CAMP ※転職できなければ全額返金保証なので実質無料
- Blog Hacks ※稼げるブログ構築に特化した講座&無制限サポートあり
特にTechAcademyの1週間無料体験は絶対に活用すべきです。
8時間のチャットサポートや、回数無制限の課題レビューなど無料でWebアプリケーション(HTML/CSS/JavaScript)の基礎が学べるので無料でとりあえず試して、手応え掴んだら実践でも良いと思います。
この辺りのオンラインスクールの活用に関しては以下の記事をご参考ください。
社会人がプログラミングスクールに通うメリットは?
ここでは、社会人がプログラミングスクールに通うメリットを解説します。主なメリットは以下の4つです。
効率的に学習できる
プログラミングに限ったことではありませんが、専門的な知識を持つ人に教えてもらうことが効率的なスキルの習得につながります。独学では自分で学習計画を立てたり教材を選んだり、さまざまな手間がかかります。
その計画がうまく進むといいわけですが、自分にマッチしない場合もあるかもしれません。自分に合わない学習方法では計画の再考が必要となってしまい、学習効率が悪いです。
しかし、プログラミングスクールを利用すれば、スキル習得を効率化するカリキュラムが用意されています。さらに、スクールは運営歴に比例したノウハウもあるため学習のツボも押さえています。
ですから、効率的な学習につながるわけです。
挫折しづらい
プログラミングスクールに通うと、講師のサポートを受けることができます。独学だとわからないことを調べる時間が必要で、場合によっては解説が理解できないこともあるでしょう。
理解できないことが溜まっていくと、途中で諦めてしまうこともあるはずです。しかし、スクールに通えば、講師にわかりやすく教えてもらえるため挫折しづらい環境が整います特に初学者は何をしていいかわからないことが多いので、スクールに通って講師のサポートを受けることは有効です。
モチベーションアップにつながる
プログラミングスクールには多くの受講者が通っています。そして、受講者の多くは同じ目標や志を持っています。そういった人たちと一緒に学習することで、自分も意欲が高まるはず。
学習を継続するコツはモチベーションを保つことですから、周りに同じ目標を持つ人がいることは大きな効果があるわけです。これは通学型のスクールの大きなメリットといえます。
受講者同士の仲間意識や目標の共有ができることもスクールに通うメリットです。
プログラミングスクールに通うデメリットはある?
プログラミングスクールに通うデメリットは、やはり費用がかかること。おそらく、プログラミングスクールの受講を検討する人が、一番頭を悩ませるところでしょう。
受講料はスクールにより異なりますが、数十万円単位の費用がかかることも多いです。
確かに、スクールの受講料は気になるところですが、学習効率を考えるとやはりメリットが大きいといえます。自分が希望するキャリアを歩めるようになると受講料の回収は可能ですので、自分に対する先行投資と考えてみてください。
プログラミングスクールの選び方は?
ここでは、プログラミングスクールの選び方を解説します。プログラミングスクールを選ぶときは次の2点に着目してみましょう。
オンラインorオフライン
プログラミングスクールにはオンラインとオフラインがあります。オンラインはインターネット環境とパソコンで手軽に学べるスクールです。また、オフラインは教室に通って対面型で学習するスクールです。それぞれにメリットとデメリットがあるので、理解しておきましょう。
まずはオンラインのスクールのメリットとデメリットです。
メリット | デメリット |
・いつでもどこでも学習できる ・自分のペースで学習できる ・料金を抑えることができる | ・モチベーションが保ちにくい ・わからないところをすぐに解決できないことがある |
オンラインのスクールの最大のメリットは、時間や場所を選ばず学習できること。社会人であれば、仕事の終わる時間や休日は人により異なるでしょう。それぞれの予定に合わせて学習できるのは、嬉しいポイントですね。
また、日々、確保できる学習時間も人それぞれです。周りを気にせず無理なく自分のペースで学習できることもオンラインのスクールの魅力ですね。それから、オンラインの場合は教室を構えていないため、受講料を安くできます。
しかし、自分のペースで学習できるからこそ、モチベーションの維持は難しいです。わからないことがあっても、対応時間外の場合は翌日以降に回答が返ってくるので、その分だけ学習効率が下がることも考えられます。
以上を考えると、オンラインのスクールが向いている人は時間の確保が難しい人や、教室が自宅付近にない人などです。
次にオフラインのスクールのメリットとデメリットを紹介します。
メリット | デメリット |
・モチベーションの維持がしやすい ・わからないことをすぐに解決できる ・仲間が増える | ・時間や場所に制限がある ・費用が高くなりやすい |
以上のように、オンラインスクールのデメリットが、オフラインスクールのメリットになります。前述のように、通学型のスクールには講師が豊富に在籍していたり、ともに学ぶ仲間がたくさんいたりしますね。
そのため、モチベーションを維持できたり、わからないことがスムーズに解決できます。仲間が増えることで、さまざまな視野が広がるかもしれません。
しかし教室に通うことになるので、時間や場所に制限が出てしまいます。教室を構える分、運営費用がかかり受講料も割高です。こういった理由で、オフラインのスクールは時間に余裕がある人や、費用を工面できる人に向いています。
目的を明確にする
プログラミングスクールを選ぶうえで重要なのは、「目的を明確にする」ことです。ここでいう目的とは「スクールに通って最終的にどうなりたいか」ということで、最終的な到達地点といってもいいでしょう。
目的を決めるために、「なぜプログラミングを学ぶのか」を自問自答してみましょう。例えば、「今の仕事に活かしたい」「転職してステップアップしたい」「副業で稼ぐために学んでみたい」など、人それぞれの目的が浮き彫りになると思います。
そして、目的や目標の実現に必要なスキルを調べてみましょう。「ホームページを作りたいからHTMLのスキルが必要」「WEBアプリ開発のためにRubyが必要」など、目的によって学習する内容も異なります。
目的に必要なスキルがわかったら、そのカリキュラムを用意するスクールをピックアップして、絞り込みましょう。費用やオンライン、オフライン、転職サポート、そのほかのサービスなど、総合的に判断してみてください。
以上のような流れで、自分に合うプログラミングスクールを選びましょう。
まとめ:社会人は今すぐプログラミングを学び、付加価値を付けて収入を増やそう
プログラミングの知識やスキルは、どんな社会人でも学ぶべき必須スキルだからこそ、今から学習しても全く遅くありません。
時代背景から、益々プログラミングスキルは重要になりますが、未経験の初心者がいきなり上級レベルのエンジニアになるのは難しくても、基礎レベルであればプログラミングスクールに通えば2〜3ヶ月で効率的に習得できます。
もちろん、プログラミングスキルを身につけるモチベーションとしては「個人で稼ぐ力をつける」といった点も大きいと思います。
スキルを学習する → クラウドソーシングで副業で稼ぐ → 収入が増え始めたらフリーランスとして独立する
といったキャリアもありだと思います。
社会人の初心者であっても「やる気があれば」無料でもプログラミング学習を始めることができる時代です。
まずは、このページを閉じたら「次の行動」に繋げていきましょう!そのまま閉じるだけでは、スキルも知識も何も身につきませんよ。
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