理数系は苦手なので文系の大学を卒業しましたがエンジニアが稼げると聞いたので今からでもプログラミングを勉強したいのですが、不安もあります。
文系出身でプログラミングで稼いでいる人の生の声を聞きたいです。
この疑問にお応えします。
- プログラミングは文系出身が多い
- 文系はプログラミングと合わせてWebマーケティングも学ぼう
- 文系にとってプログラミングの学習は簡単?難しい?のか
- まとめ:文系がプログラミングを学習して稼ぐことは可能
こんにちはヒロキ(@hiroking10ten )です。
本記事を書く私は2005年よりプログラミングを続けていますが、元々は文系出身のミュージシャンでした。
自分のバンドのWebサイトを作るところから手探りでスタートさせたプログラミング人生ですが、今ではWeb系は何でも出来ますし、収益もかなり伸ばすことができています。
そこで、文系出身ながらプログラミングで生活する私自身が「文系でもプログラミング学習は可能なのか?」といった、初心者によくある質問に答えていこうと思います。
実際、Web系エンジニアが働く現場を見ても文系6割・理数系4割くらいの割合なので、文系で経験者の人でもプログラミングで稼げますので、是非とも最後までご覧ください。
プログラミングは文系出身が意外と多い

先述しましたが、プログラミングの仕事の現場を見ると、文系出身者の方が多いと思います(この3〜5年でもかなり増えました)。
弊社スタッフの履歴を見ても文系出身が4人、理数系は2人という割合です。
しかし、この割合の中でも文系と理数系で明確に分かれるプログラミングの分野があります。
Web系のフロントエンドは文系が多い
私自身は2005年の起業当時から一貫して、Web系のフロントエンドを軸としていますが、理由は「Web系には理数的な思考が少ない」からだと思います。
Web系フロントエンドとは、ブラウザ上で表示されるWebサイトの構築だったり、WordpressやMovable TypeといったCMSでの構築になりますが、ほぼ理数的な数式の計算などは行いません。
数学的な思考や計算が必要となるバックエンドのエンジニアの場合は、アルゴリズムのプログラミング等で数学的な数式を打ち込んでいくので、理数系の思考が重要となりますが、Web系のフロントエンドの場合は、数式の計算よりも「そのサイトを利用する人が、分かりやすく情報にたどり着くように設計する」といったUI/UXの考え方が大切です。
UIとはユーザーインターフェイスのことで、ユーザーが目に触れる部分を指します。またUXはユーザーエクスペリエンスでユーザーの体験、つまりサイトを訪れたユーザーが快適にサービスを使えるように設計することです。
結局のところ、バックエンドでいくら素晴らしい数式処理でプログラムが動いていても、そのWebサイトやWebサービスを利用するユーザーが「なんだ、このサイトは?どこをクリックすれば良いのか全く分からない!使いにくいサイトだな」と感じてしまえば、そのプログラムの価値は0になってしまいます。
Web系のフロントエンドは数式処理よりも、どちらかといえば人間の行動や思考を把握するマーケティング的な思考の方が必要と言えるかもしれません!
なので、Web系に関しては文系の方が思考的にも優位性があると思っています。
Web系のプログラミングは稼げないのでは?
こういったWeb系のプログラミングの話をすると「エンジニアはサーバー周りやインフラ系のバックエンドは稼げるけど、Web系は稼げない」と言われます。
これは半分正解です。
特にWeb系であれば、学生でも綺麗なサイトを作れたり、最近だとWiXのような無料で、初心者でもサイトを作れるサービスがあるので「Web系は稼げない」といった声は正しいのですが、実際に私自身はWeb系のプログラミングだけで月に2〜300万は今も稼いでいます。
特に中級者レベルのプログラマーでも、月収50万越えの人はザラにいますし、かなり稼ぎやすいスキルだと思います。
この辺りは【サラリーマン向け】未経験が月50万以上稼ぐフリーランスWebエンジニアを目指す方法【副業でもOK】で詳しく解説していますので、合わせてご覧ください。

Web系のプログラミングで押さえておくべき言語
Web系のプログラミングで押さえておくべき言語は、これからご紹介する6種類です。それぞれの特徴をみていきます。
HTML/CSS
HTML/CSSはWebサイトやWebページの見た目を作る言語です。大枠でいうと、HTMLで枠組みを作ってCSSで装飾していくことになります。Webサイトを作るならば、見た目を構成していかないことにははじまりませんので、HTML/CSSの知識が必要です。
作業量でいうと約7割がCSSで約3割がHTMLとなります。なお、HTML/CSSはプログラミング言語ではなく、マークアップ言語といいます。
Javascript
JavascriptはHTML/CSSに動きをつける言語です。HTML/CSSは静的、Javascriptは動的な表現する言語となります。
Javascriptを使うと、Webサイトでボタンをクリックすると画像が入れ替わるなどの動きをだせます。
とはいえ、さまざまな動きをJavascriptで書こうとすると、コード量が多くなります。javascriptをより簡単に書ける仕組みであるjQueryを使うことで少ないコードでも複雑な動きをだせるようになります。
PHP
PHPは動的なコンテンツを扱うことに長けているプログラミング言語です。ここでいう動的とは、見た目上の動きのことではなく、状況次第で表示内容を変えられるということです。
たとえば、ある記事にコメント欄があった場合、同じ記事に訪問したとしても、コメントが増えれば表示される内容は変わりますよね。PHPを使えば、こういった動的な表示が可能になります。
Webサイトのコンテンツ管理でよく使われるWordPressにもPHPが使われています。
Ruby
Rubyは日本で生まれたプログラミング言語であり、初心者でも始めやすいです。その理由はRuby On Railsというフレームワークがあるからです。今現在、勢いのある言語であり特にWebベンチャー企業は好んで使っています。
ちなみにRubyが使われているサービスには、クックパッドや食べログ、Twitterなどがあります。
Python
Pythonは人工知能や情報分析などに使われている言語です。特に人工知能に使われていることからもわかるように、将来性の高い言語といえます。
また、Pythonが扱える国内のエンジニアはまだまだ足りていません。とはいえ、需要は高まっているため、これから習得すると重宝される可能性があります。
ちなみに、YouTubeやInstagramなどはPythonを使って開発されています。
Java
Javaは多岐にわたるプログラミング言語のなかでも、案件が最も多くなっています。大規模なシステムの開発ではJavaが使われることが多いです。そのため、Javaが扱える人材への需要は安定しています。
将来的に大手企業で正社員として働きたいならば、身につけたいプログラミング言語です。なお、TwitterやEvernoteなどはJavaにより開発されています。
文系でプログラミングに向いているタイプの人とは?
文系でもプログラミングに向いているタイプの人はたくさんいます。特に、モノづくりを楽しめる人、継続的に学び続けることができる人は、プログラミングに挑戦するための才能が備わっているといえます。詳しくみていきましょう
ものづくりを楽しめる
ものづくりを楽しめる人は、プログラミングに向いています。なぜなら、プログラミングはコードを書いてプログラムを作っていく作業だからです。
コードを書いてシステムが少しずつ出来上がっていくことは、ものづくりと同じ感覚で取り組めます。プログラミングに夢中になる人は、細部までこだわりがでたり自分なりの工夫をしたりして楽しんでいます。
そして、苦労しながら仕上げたプログラムが完成すると大きな喜びになります。ものづくりの達成感を味わいたい人ならばプログラミングに挑戦してみてください。
継続的に学び続けることができる
プログラミングに限ったことではありませんが、何かの知識を習得するには継続的な学習が重要です。プログラミングも例外ではありません。
プログラミングの場合でいうと、エラーがでるなど多くの壁にぶつかります。そこですぐにあきらめてしまう人はプログラミングの知識を習得できません。
プログラミングの学習では小さな壁に何度もぶつかりますので、根気強く取り組むことが大事です。うまくいく方法は何なのか、問題解決には何をすべきかと歩みを進めることを意識してみてください。
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文系はプログラミングと合わせてWebマーケティングも学ぼう

ここからは少し現実的な話として。
長期的に見ると、プログラミングは確実に「AIが開発する」といった流れに向かうはずです。また先述のWiXのような簡単にサイトを作れるサービスの普及と共に「プログラミングができる」というスキルだけの価値は下がるはずです。
「プログラミングの価値が下がる」ということは、そのスキルで稼げる収入も下がるということです。
しかし、現時点ですぐに稼げなくなるのか?というと、全くその流れはなくて業界的にも慢性的なエンジニア不足の状態なので2019年からでもプログラミングのスキルは絶対に身につけるべきです。
大切な視点としては「プログラミングのスキルがあって、ただ言われたプログラムを組み立てることはできます」といった思考だけだと厳しくなるということだけ理解しておいてください。
今後はエンジニア職以外の人でも最低限のプログラミングの知識は持っていた方が良い時代になります。その理由はプログラミングの外注でボッタクられない秘策と学習のススメ【対策】で解説していますので、ご参考ください。
Web系のプログラミングと合わせて学習すべきはマーケティングです
今後、プログラミングのスキルだけでは付加価値を付けることが難しい時代に向かう中で、プログラミングのスキルとセットで身につけると最強のスキルがあります。
それがWebマーケティングのスキルです。
Webマーケティングとは「そのWebサイトを使って、どうやってユーザーに価値を提供するのか?」といったビジネスにおける最重要ポイントを設計することです。
いくら指示通りの設計でプログラミングが出来ても、そのサイトやサービスを利用するユーザーがいなければ無価値になります。そこでマーケティングが重要になります。
- このサイト(サービス)は誰が使うのか?(カスタマー設計)
- どうやって、それらの利用者に知ってもらうのか?(集客)
- リピートで利用してもらえる工夫は?(UI/UXの改善)
- どこで収益をあげるのか(マネタイズ設計)
これらは全てWebマーケティングとして必要な知識とスキルになりますが、このWebマーケティングのスキルをプログラミングとセットで身につけてしまうと、ほぼ一人で開発からマネタイズまで設計することが可能となります。
これって、むちゃくちゃ最強ですよね。
こうした、付加価値を持った市場価値の高い人間になることで、長期的にも安定して収入を増やしていくことが可能となります。
この辺りは以下の記事で初心者の方にも分かりやすく解説しているので、ご参考ください。
» 参考:Webマーケティングの仕事で稼げるスキルの身につけ方【初心者向け】
文系にとってプログラミングの学習は簡単?難しい?

最後に、文系にとってプログラミングの学習は簡単にできるのか?それとも難しいのか?といった初心者の方に多い不安点について解説します。
3ヶ月みっちりやれば文系でもプログラミングは可能
実際にプログラミングの学習は基礎知識が身につくまでが大変ですが、3ヶ月の学習を継続できれば誰でも中級者まで成長することはできます。
とはいえ、私の場合は1ヶ月目にソースコードの意味すら理解できずな何度も挫折しかけました。しかし、2ヶ月目にはなんとか構造が理解できて、小さな突破口が見えてきました。3ヶ月目になると基礎知識が理解できると同時に、少しずつですが自信がついてきたのを覚えています。
特に基礎知識が身につくまでは大変ですが、3ヶ月の学習を継続できれば中級者への道も見えてきますよ。
文系の初心者がプログラミング学ぶなら独学?それともスクール?
文系のプログラミング初心者であっても独学で勉強することができます。独学での学習は費用を最小限に抑えることができて、勉強のペースも自分の都合通りに進めることができます。
しかし、壁にぶつかったときに自己解決できないなど、挫折する可能性も高いです。そこでおすすめしたいのは、プログラミングスクールの活用です。プログラミングスクールに通えば、数ヶ月で体系的に学ぶことができます。
スクールはオンラインやオフラインのスタイルがあり、オンラインスクールならば自分の生活スタイルに応じて受講できますよ。
いずれの形態であってもスクールを利用すれば、現役のエンジニアからのサポートを受けることも可能です。さらに、スクールにもよりますが就職支援やポートフォリオの作成もできます。
特に就職支援を行うスクールならば、面接練習や履歴書の添削など手厚いサポートを実施しています。このような環境が整っていれば、独学よりも効率的に学ぶことが可能です。
確実にスキルや知識を身につけたいときや就職サポートを受けたいときは、スクールの利用をおすすめします。
この辺りのプログラミングスクールの活用方法は、【無料あり】ネットで稼ぐためのプログラミングスクール3社をご覧ください。
また、オンライン完結のスクールが気になる方は、TechAcademyのフロントエンドコースをオススメする理由【副業で稼ぐスキル習得に最適】をどうぞ!
基礎学習を終えたあとは、お金を貰いながら学習できる=就職がオススメ
プログラミングに関しては3ヶ月の基礎学習で全てをマスターできるほど簡単ではありません。
常に時代のトレンドの変化だったり、新しい技術の登場で「過去に学んだスキルが古くなり使えなくなる(それで稼げなくなる)」といったことが頻繁にあります。
例えば、私自身の場合は2005年にCMSとしてMovable Typeのカスタマイズ等をかなり勉強しましたが、2007年頃からWordpressが台頭してきたので、ほぼMovable Typeを使う機会がなくなりました。
こうした時代の変化も含めて、プログラミングは常に学習を継続する必要があるからこそ、初心者の時期は就職がオススメです。基礎知識とスキルがあればWeb系エンジニアとして、良い待遇で就職が可能な時代です。お金を貰いながらスキルアップする手段としてありだと思います。
文系がプログラミングの学習で挫折する理由
文系の人がプログラミング学習で挫折する理由は「学習したあとに何をすれば良いのかわからない」からです。
この挫折を回避する答えは「とにかく怖がらずに本番(仕事)をこなす」以外にありません。
基礎知識とスキルが身につけば、上記のように就職してしまうのも「本番をこなす」手段ですし、ランサーズやクラウドワークスのようなクラウドソーシングで仕事を受注してみるのもありです。
大切な考え方としては「基礎が身につけば、自信がなくても強制的に動いてみる」ということです。


まとめ:文系がプログラミングを学習して稼ぐことは可能です

ということで、本記事をまとめます。
- 文系でもプログラミングのスキルは身につけれる
- 文系にオススメはWeb系で数学的な思考が不要
- プログラミングにプラスしてマーケティングスキルもセットで身につける
- 基礎知識は3ヶ月を目安に勉強を頑張ろう
- 基礎学習が終われば、次は実践のみ
- お金を貰いながら学習する就職(転職)がオススメ
- 勉強しても自信がないのは当たり前!だからこそ行動すべき!
ということで、私自身も全くの初心者から自分で参考書を買って、基礎学習をはじめてキャリアアップしてきました。
最初の3ヶ月は辛い時もありますが、焦らずに学習を継続すれば必ずスキルは身につきます。
文系だからといって「プログラミングは苦手」という意味のない先入観で可能性を閉ざすのではなく、とにかく行動することが先決です。
とりあえず軽く基礎知識を勉強する環境に突き進みましょう!
プログラミングができると、今の時代は稼ぎやすいですし収入もかなり安定しますよ。初心者にオススメの学習法としてスクールで学ぶ記事を貼っておきますので、気になる方はご参考までにどうぞ!

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